根治しても…

2018-12-13 23:44:28 | 
悶々とした1週間を過ごした

自分の体に何が起こっているのか…

不安だけで1週間過ごした

でもこの1週間後に婦人科の最終結果で癌が根治したことを知ったのでくよくよしていてはダメだと又前を向いた

放射線のただれなどの回復が早かったこと

癌が放射線だけで根治したこと

そして24ミリ有った大腸ポリープが手術後の生検時、10ミリ以下になっていたこと

膣内に癒着が起こっていないこと

乳がんの放射線治療の際もただれなど起こらなかった

私はハイパーサーミアの効果が大きいと感じている

大腸ガンも良性ポリープだということで4ヶ月放置した

大腸癌も進行が遅いらしいが…だからといって小さくなることはないだろう

放射線が骨盤内全体に当たっているので放射線の効果も有ったと思う


全てが同時期だったおかげ⁈で早期⁈で他の癌の検査に引っかかって…

他の治療をしたから新たな癌をそれによって抑えて⁈…

そしてあまり悩む暇もなく次から次へと検査や治療や手術が進んで…

同じ病院だから…がんセンターだったから…
私には良かったと今は心から思える

だから乳腺科は今も悩みの種だけれど…
そこからのスタートだから…そう思える


昨年夏から始まった怒涛の日々は今年最後の乳腺科、婦人科、消化器内科の診察でとりあえず全て根治、経過観察に入る予定だった


有る月曜日…乳腺科の診察…血液検査とエコー検査で問題無し!…次は来年

水曜日…まず婦人科依頼の全身のCT撮影

その後消化器内科、念のためにの大腸
内視鏡検査の結果…問題無し!で一年後

その後婦人科のCTの結果…婦人科問題無


問題は乳腺科で起こった…
検査結果が…右腋窩に腫れ、乳がんの再発の疑い

大腸の時もそうだったが、今回も婦人科の検査で見つかった
婦人科K医師は二度も言いにくいで有ろう他臓器の癌の疑いを患者に告げなければいけないし、他の科の予約を入れたり、該当の科へ連絡を入れたり…本当にご苦労をおかけした

私はあわてた…
乳腺科は月曜日に検査している…が、H医師じゃなければ不安にはならなかったと思う

直ぐに乳腺科に回ったが…会議だとか理由をつけてすぐに対応出来ないと看護士から聞いた

後日電話をしますとのこと…

病院を出てちょうど来たバスに乗った

間も無くスマホのバイブが鳴った

途中バスを降り電話に出た

Hからだった

不安な様子は手に取るようにわかった

でも「大丈夫だと思うけど…不安なら診るけど」…

Hが明日と言うのを来週にした


結果は問題なかった

私は「本当に大丈夫ッ?と念を押した」

「だから大丈夫って言ったでしょう。よく有ることなんだよね〜」とH

不安になっていたくせに…

「又次CT撮ったら又再発の疑いって出るんですか」と私

「大丈夫!今回の結果が有るから次は大丈夫」とH

「………」


再発や転移…一度癌になれば漠然とした恐怖が時折押し寄せてくる

一年が過ぎ、三年が過ぎ、五年が過ぎ…私は転移した

でも癌が多過ぎて7年目の転移に特別を感じている余裕はなかった…毎日毎日、目の前の乗り越えるべきことに必死だった

そしてしんどかったけど幸運にも全て根治という結果に辿り着いた

今日で…今日からは少し忘れて少しだけでいいから忘れて穏やかな日々を過ごしたい

そんな願いを「再発の疑い」…そのひと言が砕いた

そして漠然とした怯えが現実のものになった

その後に間違いでしたと言われても…

一度感じたリアルな恐怖が忘れられない

「又これから今度はこれと(再発、転移)闘うんだ…」

疲れた…何のせいか?又白血球が3000切った

風邪ひいたなぁ〜…治らないなぁ〜…寝てもしんどいなぁ〜…なんて思っていたら…免疫堕ちてた…

もう悩むなと思考が又フリーズした


来年は…出来ることなら…しばし…癌を忘れたい

大腸内視鏡手術…良性ポリープから癌へ

2018-12-13 10:37:48 | 
私は…大腸内視鏡検査、手術の前段階…前日から食事制限をして第1下剤を飲み、翌朝から1.8リットルの第2下剤を飲んで腸を空っぽにする行為がかなり苦手だった

前日のお昼から検査食になる
ウエハースやゼリー…夕食はお粥、お味噌汁、豆腐ハンバーグを湯煎して食べる

味気ないし不味い…

夜8時からは水分のみ…そして第1下剤

苦しみは深夜2時くらいから始まる

下痢も一度で終わればいいけれど朝まで続いた

睡眠不足の体に追い打ちをかけるように第2下剤を飲む

スポーツドリンク味だというが私は苦手な味で…それ以降スポーツドリンクさえ飲めなくなった

1時間くらいで全部を飲み終えなければならないが…飲むのも苦痛だ

そこから数時間…トイレから出られなくなる…

苦行のようで有る

私は最初の検査で一度この苦行を経験しているが
今回は以前にも増して辛くて…予定の時間までに病院に行けなかった

病院に電話を入れたら「午後からの手術なので大丈夫です。気をつけていらしてくださいね」と言ってくれた

もうフラフラである(笑)

やっと下痢の方が落ち着いてお昼前に入院が出来た
消化器内科病棟は乳腺と同じフロアでナースステーションには見知った顔があった…

体調を気遣ってくれて…ホッとした

一泊二日…前と同じトラベルカートで…
実は病院の硬い枕が合わなくてmy枕持参で有る
病院の枕の中、何が入っているんだろう?
硬くてゴロゴロで…痛くて眠れない…

午後というか予定より遅れて夕方⁈
手術室に呼ばれた

行きはやはり看護士さんと世間話をしながら…というか…カルテで今までのことを把握しているから…大腸が良性ポリープで良かった〜〜なんて話しもしながら…

医師は30代後半⁈の女医だった
「我慢したらいいでしょう」と言った医師ではなかっただけで嬉しかった

消化器内科医Tは「遅れてごめんなさいね〜」と優しかった
あまり痛みもなく上手かった

内視鏡手術が終わり…帰りは車椅子と決められているらしい…

母を乗せて車椅子を押した経験は有るが…
あまり乗り心地は良くなかった…おそらく精神的に…

今後どんなことでも車椅子には縁のない生活をしたいものだ

翌朝、血液検査をして問題がなく、主治医の了解が出ておかゆの朝食が出た…T医師の回診後退院した…この時は同室の方など病室の景色が思い出せない⁈…

2週間後…消化器内科の待合いにいた

勿論…不安はなく待っていた

予約なのに…かなり待たされた

前の患者さんが出て来た…診察が長いということは、お話しが長いということは…

1時間くらい待たされた…待たされ過ぎたせいか少しいらない妄想をした…少し不安になった

不安が的中した………

T医師は検査結果ではなく他の話しからはじめた…

内視鏡手術の翌日、家に帰った午後…膀胱に鋭い痛みと血尿が出た…私は慌てて消化器内科に電話を入れた
そこから婦人科に連絡がまわり…結果、膀胱炎みたいだから近くの病院を受診するように言われた

その話しでひと盛り上がりした
下剤地獄時に菌が尿道感染したらしい
処方されたクスリが30分で効いた


話しに一区切りついて、ひと息間が空いて…

「生検の結果、ポリープの中に癌が有ったんですよ。でも中に有って浸潤していないので再手術も有りませんし…ただ癌だったので3ヶ月後念のため内視鏡検査しましょうね」とT医師

「大きさは?…」私

「大きさ…書いてないけど…ポリープの中に本当に小さい…」とT医師

「私の膣ガン知ってます?子宮体癌肉腫の膣転移になっていますが、同時期にPET検査で大腸も見つかって癌かもと疑われた時…大腸癌の膣転移かもって話しが出たんですけど…」

「それは無いですね…大腸は単発です」

その時は聞かなかったけれど、どちらが先かの話なのかな⁈

厳密に言えば子宮体癌肉腫の膣転移も100%決まったわけでは無いらしい…

子宮体癌肉腫が有ったからその膣転移だろうなんだとか…

膣も単発癌の可能性も有る
その場合…膣腺癌…らしい

大腸癌から膣転移も有る…

DNA…遺伝子検査をすれば分かるらしいが…
治療方針に変わりは無いのでそこまでしないらしい…現代医学ってそんなものなのか…


乳がんと子宮体癌肉腫の膣転移とそして大腸癌と
同時期にこの体の三箇所に癌を発症するなんて…

前を向いていたつもりだったが…目に見えない大きな不安に又動けなくなった