今日も明日も愛してる

私が見たものをあなたにも見せたい。月日が経って季節が変わっても、これは世界へのラブレター。

ほんの少しの勇気

2009年10月31日 | Weblog
「自分に正直でいること、一歩を踏み出す小さな勇気とが、なにをやるにも最も大切なことです。」

「〔やっと撮れて、偶然撮れて、その一枚一枚の上に写真家は存在している。時間がかかっても良いじゃないか〕 この言葉は先の私の川崎市市民ミュージアムで開催した写真展の時に、写真のとなりに書いた文章です。真剣に取り組んでいる人はギリギリのところでやっています」




写真の知識がない私でも、その意味することは理解できる。
写真以外のあらゆることにそれはあてはまる。

何かを求めているのにそれに気がついていない人。
または求めて得られないことに苦しさを感じている人。
人って、嬉しかったり悲しかったり空しかったり。それが人。

私はたくさん良いものに出会ってきた。
人にも、音楽にも、言葉にも。
それは幸いなことだ。このことを書きたかった。



ハービー・山口氏の連載「雲の上はいつも青空」が読めるアルチザン&アーティストのHP
http://www.aaa1.co.jp/index.html


ハービー・山口オフィシャルサイト
http://www.herbie-yamaguchi.com/
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『日曜日の陽だまり』 ハービー・山口

2009年10月31日 | 観たり、聴いたり、読んだり
写真家ハービー・山口氏のエッセイ集。
なぜ名前がハービーなのかとか、有名人を撮影したときの裏話とか、70年代イギリスの音楽シーンとか、
興味をそそられる事がたくさん書かれている。
エッセイとして面白い。



でもこの本の真髄はそれだけじゃない。
この人の生き方と成長と、他者や世界に向けられた愛だ。
病気で学校も休みがちで周囲に理解してもらえない1人の少年が、心にずっと秘めていた愛。
それを表現するために彼は写真を撮った。
裏表紙のこの一枚、なにげなくて好きだな。



ちなみに、本の中には20代の氏のセルフポートレートが一枚だけある。
これは自他共に認める、今風に言えばかなりイケメンでしょう(笑)
でも私は、(ほんのわずかな時間見ただけなんだけど)
現在のオジサンのハービー氏の方が断然ステキだと思うな。



『日曜日の陽だまり』ハービー・山口   発行:株式会社求龍堂
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『代官山17番地』 ハービー・山口

2009年10月31日 | 観たり、聴いたり、読んだり
代官山同潤会アパートが閉鎖されたのは1996年だそうだ。
私は実際にそこを見たことがない。このことも新聞の記事でしか知らなかった。



ページをめくるうちに、静かな興奮に襲われた。
ここに広がる風景は今はもうない。
かつて栄えた古代の小国家のように、そこでは独自の時間が流れていたのが見える。
ここに写っている人や動物や季節、それらに温もりと本当の知性を感じる。
写真ってなんて不思議で美しいものだろう。

この写真集に惹かれたのは、単なる懐古趣味じゃない。
私のことを、それでいいよと言ってもらえたような気がした。





『代官山17番地』 ハービー・山口 発行:アップリンク 発売:河出書房新社
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君との15分間

2009年10月31日 | Weblog
このとき撮らせてくれてありがとう。本当にありがとう。忘れないよ。




20007年10月
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