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読書備忘録

私が読んだ本等の日々の
忘れない為の備忘録です

南原幹雄 著「 王城の忍者 」

2008-08-04 | な行
明治維新の百年前、桃園天皇の崩御後大葬の列を警護する王城の忍達。
女帝後桜町天皇の時代、京洛の闇の中で倒幕運動が始まった。
公家や武家がそれぞれの思惑を秘め動き出す。
天皇家直属の忍者である静原冠者たちも一味に加わる。
一方、現状維持を願う公家と、静原冠者の数百年来の宿敵・八瀬童子は、
革命を叩き潰さんと動きだす。
徳川将軍の国を屋台骨から揺るがす凄絶な闘いが、そしてついに数百年も
対立してきた二派の忍者、 静原冠者と八瀬童子の因縁の決戦が始まった。
静原冠者の頭領竜王坊と八瀬童子の頭領般若童子の闘いを中心に竜王坊と
大原女の利根との恋愛が絡む時代小説。
何時の時代も改革勢力と保守勢力の鬩ぎ合い、
そしてその流れのなかに生きた人々の生き様から何を見出すべきかを問いかける・・・。
2005年 新潮社刊 

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