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日本100名山を書いた深田久弥は、空木岳のことを伊奈田方面から越百山に登り南駒ケ岳から空木岳と縦走し頂上から1k程下った窪地・空木カールに当時もあった空木小屋に泊まったと書いてある。今回空木登山でお世話になったのも綺麗に建て替えられた空木避難小屋であった。登山中駒峰ヒュッテに泊るという人が空木小屋に泊ると言うと、夜中誰もいないのに外から激しく戸を叩く音に起こされた幽霊伝説の有る噂話を聞いていたのだが、今回はたまたま同宿者が3人いたのでそんな噂話も皆聞いたことがあると話していたが、夜中の戸を叩く音は強風の仕業、「きゃきゃ」と夜中騒ぐ野生の猿の鳴き声も遠くに聞こえ、独り宿泊した登山者が面白おかしく広めたのではないか・・・。実際夜中満天の星を見るため外に出てみると昼間にはなかった強風が吹いていて戸板が激しく鳴っていた。この小屋は今では地元の山岳会の方がよく管理されていてトイレ等も近年つくりかえられて綺麗になっていた。協力金1000円を募金箱にいれ有難く泊めさせていただいた。
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