★ 今回は私が最も好きな選手アレックス・ヒギンズ選手の紹介です。
私のブログNo1でもご紹介した選手です。
私がイギリスにいた時、もっとも見ていてワクワクした選手です。
彼は1972年、1982年のスヌーカー世界チャンピョンです。
北アイルランドのヒーローでもあります。
彼は、会場に入ってすぐにボータイ、もしくはネクタイをすぐにはずします。
(スヌーカーの試合、入場の際は、ボータイ・ネクタイ着用の決まりがある)
それにくわえて、アレックスは、めったにセイフティをしません。
つねに攻めです。
突き方もダイナミックです。あだ名はハリケーン。
会場では、黒ビールを飲みながら、タバコを吸いながらです。
それが、当時、やたらカッコよく見えました。
■ 映像は1982年のWorld Championshipでのアレックスとジミーの名勝負です。
セミファイナルでの戦い。
16ゲーム先取で決勝進出。最後は、お互い15フレームまでいってしまうというドラマッチックな展開になりました。
これからお見せするシーンは、このゲームを制すれば、ジミーは決勝進出。アレックスが負ければ決勝進出ならずという戦いです。最初にジミーが59ポイント先取、アレックスは0ポイントからのシーンです。もうアレックスはほとんどの玉を突ききるしかないという崖っぷちの展開。
ハリケーン・ヒギンズと言われているだけに、つねに攻めのアレックスです。
ここは、普通セイフティでしょうと場面でも、アレックスはセイフティしません。
こんな見ていてウキウキする、はちゃめちゃな選手はアレックス意外、見たことありません。
最後にアレックスが見せるあと1ゲームを意味する人差し指を突き上げる場面も、めちゃかっこいいです。
ちなみに、アレックスとジミー・ホワイトは大親友です。
アレックス・ヒギンズは、生涯、ジミーが兄貴と慕っていた選手です。
ロニーも多少、はちゃめちゃな天才かもしれませんが、アレックスはそれに輪をかけた、はちゃめちゃな天才です。
今後も、World championshipという大きな大会で、こんな攻め方をする破天荒な選手はまず出くることはないでしょう。そう思うと非常に残念でなりません。
スヌーカーの歴史の中で、こんな選手が過去に実際いたんです。「ええぇ!マジかよ!」といいたくなるような「ハリケーン」の名に恥じない、はちゃめちゃな攻めの連続です。
約6分間の動画です。↓
アレックスのダイナミックなプレイをもっと見たくなった方はこちらを。
約4分間の動画です。↓