粗碾き蕎麦の美味しさを求めて

地元箕輪町上古田産石臼碾き「信濃1号」が主体の蕎麦屋です。

籾まき始まる

2012-04-21 11:22:21 | 釣り
桜の開花と共に、にわかに田や畑仕事に精を出す人たちが増えてきた。
ソバ打ちが終わり、ほんの一時、近くに散歩にでるとMさん宅の農業用ビニールハウスに大勢の人が見えたので挨拶をすると、ただいまもみ播き中とのこと。

非農家の私は初めてみる光景に驚いた。まず、もみ蒔きの機械そのものに「よく考えられたものだ」とびっくりした。それと毎年のことで慣れている作業とはいえ、家族や親戚の方々の作業役割分担の手際よさに感心した。

田植えから以降の光景は毎年見ていてある程度は理解できてはいても、もみ蒔きの仕事をじっくり見せてもらったということは67年生きてきて初めてだ。

普段は腰が曲がっていて痛そうに見える人や、足が痛いといっているご婦人も、なにか生き生きと分担された仕事をこなしていた。

農家の方々も目に見えない作業を坦々とこなし秋の収穫を迎えるのだなァと改めて感心した。たまには「ゆとり」を持ってゆっくりと散歩などをしてみるのもいいことだ。それが新たな発見と感動をもたらしてくれるものだと思った。