粗碾き蕎麦の美味しさを求めて

地元箕輪町上古田産石臼碾き「信濃1号」が主体の蕎麦屋です。

死ねば無か?

2012-07-03 16:02:48 | 釣り
好きな作家の一人である渡辺淳一さんが先日の新聞記事で言っていた。人間は死んだら「無」になると。整形外科医でもあった渡辺さん。作家として才能を発揮され、数々のヒット作品を生んだ。私などは「失楽園」で主人公になりきってしまうほど当時ははまったものであった。

でも、死んだら「無」になるという言葉にはチョット如何なものかと首を傾げたくなる。科学者や、少し高等教育を受けた方々はほとんど、死ねば「オール・ナッシング」と言う。それが科学を学んだ証でもあるかのように。もちろん最近では死後の世界を肯定する人たちが増えているという見方もあるが。

仏法に「空」という捉え方がある。「有」でも無く、「無」でも無い。「空」で在るという捉え方。概念等ではない。反省判断である。その、「空」でも、単空、析空、待空、相対空、絶待空等が説かれている。その「空」でさえも今度は「有」でもあり「無」でもありと再度反省遮照判断をして「中」と捉えるという。その「中」も「但中」・「不但中」等という反省判断があるという。「円融中道三諦」アー難しい。しかし、仏法は凄い。唯・唯「信・行」あるのみ。

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