※ 一度『キグナス氷河 編』として全文公開しましたが、長いので前、後編に分けます。
こちらは後編です。内容は変わってません。
アニメ初期の聖闘士星矢を語るシリーズ。
より続く。で、その 水晶聖闘士戦。
私はカミュと戦ってるところを先に視ていたので、私にとっては氷河が師匠と戦うのを視るのは二度目です。
それで水晶聖闘士と戦ってる氷河を視まして。あの短期間に二人も師匠を弑すとは、ああ…、業が深い子だな…、って感じました。
思えば一輝も師匠(ギルティ)を害してるのですが、彼はその師匠にあんまりなついていなかったし、エスメラルダのこともあったので、師匠の死はその一連の中のひとつって感じでそれ自体がどうこうってことじゃない気がするんですけど。
氷河の方は二人の師匠の死を一生背負って生きそうな気がするんですよね。なんなんだ、この違い。
そして一輝の方ははっきりとアーレスへの憎しみを口にしてる。ギルティも水晶聖闘士も、アーレスの洗脳によって人格が変わってしまったのだけど、一輝は変わった後の師匠しか知らない。
アーレスの洗脳がなければ自分の修行時代ももう少しましだったかもしれない。何よりエスメラルダも生きてたかもしれない。
ちなみに以上はアニメ設定で、原作のギルティは多分元からあんな人です。
しかし氷河にとっては、水晶聖闘士は元はとても頼りがいがある大好きな師匠で、村の人々からも慕われてた。
その師匠の命を奪ってしまったことに、おそらくは自らへの罪悪感が先に立って、アーレスへの憎しみまで届いてない気がする。
…てゆうのは表向きで、実際はメタ的な理由になるけど、主役の星矢を差し置いて、氷河にアーレスに対する個人的な感情を持たせるわけにいかなかったのだと思います。一輝にはそれが許されるのだ。
あとは…、シベリア仕込みの足封じに言及しときましょうか。
要は足を凍らせて動きを封じる技 なんだけど、相手の両足を掴んで凍りきるまでの間じっとしてなくちゃなんないから、自分の上半身ががら空きになるのです。相手も必死だから殴られ放題よ。
背中ならまだいいけど(よくはない)、脳天をカチ割られたら一発であれです。本当に気をつけてください。ふと思ったが、背後から足をつかめばよいだけでは…?
で、シベリアでその技の稽古相手にされてたのがシロクマだったわけだが。
クマ、何も悪いことしてないのにさんざん足を凍らせられていい迷惑というか、下手すると動物ゃくいに見えます。
そして聖衣も着けずにあの爪でひっかかれたらさすがにヤバいだろ。
にもかかわらず、氷河の方はシロクマに親しみを抱いていたのか分からないけど、動物園でシロクマ見て笑ってたのには色々驚いた。
星矢編に続く(記事のストックがもうありません)。 書いたよ