乾酪庵 Cottage de fromage

スピブログとして発足しましたが、ただの日記になりつつあります。
最近は芸人さんの話題が多いです。

聖闘士星矢 一輝と瞬 前編

2022-10-22 09:19:31 | 聖闘士星矢

聖闘士星矢。昔、十二宮編から見始めた私が、今さらアニメ初期の感想を語るシリーズ。

先週末に、もう一、二本記事上げるつもりだったのにはかどらなかったな。

ドラゴン紫龍 編

今回はフェニックス一輝とアンドロメダ瞬。毎度のことですがネタバレあります。


大分以前に Twitter で拾った画像。しばらく待ち受けにしてました。鳳凰っぽい?

 

紫龍は書くこと無いなって思ってたんですけど(本当に。だから最初に書いたの)、一輝は書きたいこといっぱいあるなって思ってて、最初トリにするつもりだったんですけど。鳳凰だけに(『鳳』も『凰』も一文字でオオトリと読みます)。

考えてみると他のメンバーも書きたいことあるな、ってなってお早目のご登場を願いました。

 

まずは銀河戦争の話。ウルフ那智と対戦するシーンなんですが、鳳凰幻魔拳ですごく静かに決着がつきます。このまま幻魔拳で決勝まで突き進んでたら観客が暴動を起こしてましたね

何が起きてるのか分かんないんだもん。相手の精神を破壊する技なので外からはただ急に立ち竦んでるようにしか見えない。格闘技としては致命的に面白くない

でも結局途中で、一輝と暗黒聖闘士たちが黄金聖衣を奪って逃げたお陰で興行試合は頓挫。グラード財団は謝罪会見するハメになったので結果は同じか

 

一輝は一匹狼のイメージがあるからリーダーみたいな立場似合わないですよね。と思うの私だけ?

アニメ聖闘士星矢で記念すべき最初に転がった死体は暗黒フェニックスでした。東京都内(港)です。騒ぎにならなかったの…? 第一話で雑兵が一人くらい殺られてる可能性はある。

 

そして星矢たちを立山かどこかまで呼び出すんですけどその方法がまさかの手紙を郵送

この辺は他にもツッコミたいことがあるがそれは星矢編で書きます。多分皆さんと一緒です。w

 

その立山に瞬ちゃんは「幼い頃、父と母に連れてきてもらったことがある」との発言(アニメではみんなの父親は城戸光政ではないんだなと改めて思う)。

つまり一輝は家族の思い出の地を対戦場所に選んだわけだ。なんか切ないですね。

 

暗黒聖闘士戦のあたりは大体知ってた。よく二次創作のネタにされてるから。

あと白銀聖闘士はあんまり見分けがつかないんだけど、暗黒聖闘士はキャラが立ってるというか、要は青銅一軍と対応してるから覚えやすいというのがある。

原作で、暗黒スワンが一輝のところに自分の目ン玉をえ■り出してテレポートさせるエピソードは、流石に聖衣のヘッドギアの アヒル 黒鳥部分をもぎる、に変更にされてました。

 

そしてデスクイーン島での秘密が明かされる…。

大変シリアスな展開なのだが、一方で例のシーンが近づいてくると、私の中の全オーディエンス

来るぞ…来るぞ…(ざわ…ざわ…)

一輝「エ…、エスメラルダーーー

来たぁーーーーwww

ってなったよね。しようがないよねこれは。
切り抜きで視たことはあったけど、ストーリーとして視たのは初めてです。

※ 意味が分からない人はいないと思いますが、もしいらしたら『エスメラルダ走り』で検索してください。

 

ところでこのデスクイーン島での出来事は、日本から来て4年、つまり物語時点から2年前のことらしいです。すると一輝少年13歳、少し若くて初々しい一輝が見られます。

それはそれで可愛くていいんだけど、一輝と瞬とエスメラルダの年齢差とかを考えると色々無理がある気がしますけどね。つくづく聖闘士星矢の年齢のことは深く考えてはいけない。

 

長くなったので一旦切りまーす。一輝と瞬、後編に続く


聖闘士星矢 ドラゴン紫龍 編

2022-10-15 10:00:00 | 聖闘士星矢

聖闘士星矢。昔、十二宮編から見始めた私が、今さらアニメ初期の感想を語るシリーズ。前回はこちら

今回は大体10話くらいから30話くらいまでの感想です。もう配信が終わってしまったエピソードもあるので、間違ったことを書いていたらすみません。

 

エピソード別にするかキャラ別にするか迷って結局キャラ別にする。まずは紫龍から。

 

紫龍と瞬ちゃんは初期(銀河戦争当時)の気障ったらしいところが抜けて、すっかり私の知ってる二人になってしまいましたね。

安心と安定の、といったところか。逆に言えばツッコミどころは特にない。故に書くことがない。いや、あるけど。いくらでも。

聖闘士星矢の優等生枠というか、脚本家も演出家もこの二人にあんまし変わったことさせようと思わないみたいね。

 

ジャミールの献血にしてもアルゴル戦の目つぶしの件にしても、やってることは突飛なんだけど、私にしたら、いや、知ってたし、って話しなので。特に驚きは無いです。

と、言いつつ、アルゴル戦では「ああっカッコいい(この回作画が良かった)」とか「がんばれ」とか思わず口走ってしまいましたが。

 イラストAC
メドゥーサ 対 ペルセウス

 

ところでアルゴルとはペルセウス座の聖闘士なのですが、ギリシャ神話でペルセウスはアンドロメダの夫なのですよ。

そう考えると、最初瞬とアルゴルが戦い始めたのはなんか因縁を感じますね。一瞬だったけどね。

 

そうして前世嫁(前世違う)と主役  を差し置いて何故か(何故かというか二人が石になっちゃったから)ペルセウスの相手をさせられるドラゴンさん。

因縁と言う意味ではあまり必然性を感じませんが、もうとにかく御大は自己犠牲の名の下に紫龍に肉体を傷つけさせたいらしい。

まぁ確かに似合うというかハマるというか、しようがないよ。そういうキャラだし。でも可哀そう

 

この後(33、34話)王虎回が待ってます(  )。そこまで視てからこの記事書いた方が良かったのかもしれませんが、そんなことを言いだしたらいつまでも書けないのでさっさと書いてしまおうと思って書きました。

紫龍の兄弟子、王虎回は以前の無料配信で一度視ているんですけどね。

 

色々言われることが多いアニオリエピソードですが、王虎回は評判いいですよね。

てゆうかアニオリと言えば、エピソード自体は名作なのに、その後の展開 でネタキャラ扱いにされてしまうことになる水晶聖闘士が不遇… まぁ、その辺の感想は氷河編 で書きます。

 

さて、危篤とか言ってた師匠がぴんぴんしてた上、本人たちを目の前に「春麗をダシに使った」とか言い出されても「ホッとしました」とか言っちゃう紫龍。もっと抗議していいよ

聖闘士星矢の世界で最初に友情がどうのと言い出したのも、アテナとして覚醒した沙織さんに対して、暖かく優しい小宇宙、的なことを言い出したのも多分紫龍だと思います。素直な子ですね。愛しいわー。

脚本家としてはこの子扱いやすかったと思いますね。言いなりとも言う

 

ジャミールで体内の血液の半分、その後の暗黒ドラゴン戦でもだばだば流血しており、紫龍の友情語りに感銘を受けたらしいB.ドラゴンに止血だけはしてもらいましたが、特別何のフォローもなく帰宅した気がしますけど、ちゃんと輸血してもらったんでしょうか。

 

ところで、そのB.ドラゴン戦で「さよならのかわりに-CAN'T SAY GOOD-BYE」が掛かった時はまあまあ滾りました。

 

続きます。次は一輝と瞬ちゃんの予定


聖闘士星矢、その後の感想

2022-10-13 18:00:00 | 聖闘士星矢

GYAO の聖闘士星矢無料配信(聖闘士星矢 第1話 よみがえれ! 英雄伝説 1986年10月11日放送分 | アニメ | 無料動画GYAO!)、その後も順調に視進めてます。

当ブログ 前回の聖闘士星矢の記事

今30話まで視ました。30話はカラスにさらわれた沙織を星矢が助け出す回です。

 

 写真AC

 

細かい話もすっごくしたいのですが、確実に長くなるので今回はざっくり(本当に?)。

 

30年以上かかって今さら気づいたんですけど、聖闘士星矢ってのは母性父性の戦いの話なんですよ。特に十二宮編までは。

とにかく前にも書いたように、登場する女性キャラクターがことごとく主人公の味方

美穂ちゃんは言うに及ばず、厳しいけどなんだかんだ救ってくれる上に生き別れの姉疑惑のある魔鈴さん、星矢打倒の執念がすごすぎてほとんどストーカー化しているシャイナさん(シャイナは表面的には今のところ完全に敵だが視てる人全員が『ははーん』と思わずにはいられない執着ぶり)。

 

そして究極の母性の象徴がアテナである城戸沙織。30話はその集大成。すごかった

自分と沙織がいちゃついてるのをシャイナに「黙って見てろ」とか言い出した星矢は鬼かと思いました

 

そういえばもう普通に女の人とも戦ってますね。とは言え「急所は外した」とか言い出し格下の青銅聖闘士に情けをかけられて、白銀聖闘士たるシャイナのプライドを傷つけたりしてますけど。

プライドを傷つけても肉体を傷つけるよりましなんでしょうね、星矢にしたら。シャイナにしたらいっそ殺せと思ってそうだが。
でもそこが星矢のいいところなんだよ…と分かってて一人悶絶するシャイナさん、まで妄想した。

 

そうして考えてみると春麗もエスメラルダも多分に母性的ではありますね。

ジュネさん(未登場)の影が薄いですけど、これは瞬自身がむしろ一輝にとって母性の象徴なので、瞬の方は母親的な存在を欲していないのでしょう。実の弟が母性の象徴って意味が分かりませんが。

 

で、そんなフィルターもメタファーもなぎ倒してストレートにマザコンが氷河ですよ。彼は聖闘士星矢の登場人物全員の代弁者ですよ。ごまかしがないという意味で潔いです。

 

ひるがえって聖域と教皇アーレスは父性の象徴というわけですね。基本的に遠方からちょっかい(と言う名の暗殺)かけてくる感じですが、当時('86~)は折しもバブルのとば口。24時間戦っているお父さんは亭主元気で留守がいいのが定石であったと老師にお聞きしたことがあります(父性の不在のメタファー)。

 

いやぁ、今調べてて思ったんだけど、聖闘士星矢の連載時期と日本のバブル景気って時期が丸被りなんだけど。なんてことなの('86~'90、'91あたり)。

まさに24時間臨戦態勢だもの。アテナ対教皇って、会長対社長ってよく言われるしさ。彼らはジャパニーズバブリービジネスマンの象徴であったのか…

 

というわけで、聖闘士星矢のざっくり感想でした(?)。

個別の話もしたいけどな。今新鮮な気持ちの時にしか書けないからできれば書きたいです。絶対長くなるけど


追記:上記リンク先('86年の新語流行語大賞の記事)に1$=150円が円で、日本社会にショックを与えたとあって、ほえぇ…ってなった。 ものはついでに調べてみた 


USドル/円の為替レートの推移(1980~2022年) - 世界経済のネタ帳仮