入学式

　早いところは先週末から入学式が行われています。今日・明日が入学式のピークのようです。
　毎年のことですが、この時期はうれしさと寂しさが同時にやってきます。毎朝、地域の小中学校の前を通って塾に来ています。毎朝のように姿を見かけていた創研塾で受験を終えたばかりの生徒たちが、この春高校に進学したため顔を見られなくなりました。
　大体同じ場所で生徒たちは徒歩で、私は車で追い抜いていましたから、つい「そろそろいるかな？」と姿を探してしまいます。いつもの姿が見られず「あっ、そうか。」と気づく、そんなことをしばらくは続けてしまいそうです。
　今夜の授業では新しいクラスが発表された生徒たちと、誰と一緒のクラスになったとかどんな先生だったかなどのやり取りをすることと思います。生徒たちが過ごしやすいクラスで、生徒たちのことを考えてくれる先生にあたってくれることを願っています。
　明日は私もある高校の入学式に出席することになりました。どんな学校なのか、パンフレットや高校案内では見られない面も見てこようと思いますし、先生たちの様子もよく見てこようと思っています。ところで、私自身の高校の入学式は、驚きの連続でした。新入生に向けた説明をネイティブの先生が英語で話してくれました。終わった後日本語でも説明があるのだろうと高をくくっていたところ、そのまま式が進行してしまい、とても焦ったことを覚えています。その後、英語の校歌を在校生や先生たちが歌い、それにも驚きました。集合写真を撮ろうとなった際には、周囲の同級生たちが「あ、ロンドンで一緒だったよね。」とか、「両親はまだフロリダで…。」などこれまで聞いた事の無い会話をしていて、なんだか場違いのような気がしたことを今でも覚えています。
　各学校、それぞれ特色があると思います。生徒たちが生き生きと毎日通える学校であることを切に願っています。