虫歯の痛みだと思っていたものが、その原因がまさかこんなところにあったとは! この記事には志方あきこの『うみねこのなく頃に~煉獄』なんかどうだろう。
3/13の夜25:00(14日の午前1時)、「さぁそろそろ寝るかー」と、いつものように布団に入った。ところが少しして左下4番付近の歯に激痛! しばらくしたら治まるかと思ったが痛みは強くなる一方で治まる気配なし。
「虫歯か? そういえば最近、歯磨きを手抜きしてたもんんなー。歯間ブラシ使ったら出血したし」と、ゴソゴソ起き出して歯ブラシと歯間ブラシで歯を磨き直したが、痛みは消えない。キネシオロジーでもいろいろ試したが、これもダメ。「とにかく明日は歯医者に行こう」と思いながら布団の中で痛みに耐えた。時計を見ると3時半近くになっていた。
それから少し眠れたらしい。次の朝、起きてしばらくすると痛みもほとんど消えていたが、N先生の歯科医院に予約を取り、その日のうちに診てもらえることになった。こういう時、仕事がヒマなのはありがたい。これで何とかなるだろうとN先生のところに行ったのだが、N先生は「虫歯もないし、歯茎も腫れていない」という。「ただ噛んだ時、左の4番付近が他より強く当たっているようなので、高さだけ調節しておきましょう」と。
高さ調整をしてもらうと確かに噛み心地が違う。朝から痛みはほとんどなかったし、これでもう大丈夫かと思っていたが、夜、布団に入ってしばらくするとまた同じ場所に激痛が現れた。「N先生は虫歯を見逃していたんじゃないのか? こりゃあ別の歯医者に診てもらわないといけないかも…」。しかし、そうは言っても、ワケの分からない歯医者にかかってもっとムチャクチャにされたら困る。何とか自力で解決できないか──
そんなことを考えていたら、あることに気づいた。上体を起こすと痛みが急速に引くのだ。どうもこの痛みは寝た姿勢になると出るらしい。どおりで昼間は痛まなかったはずだ。血流の関係なのか何なのかはわからないが、とにかく痛みを軽減させる方法が見つかったのはよかった。お陰で真夜中まで痛みで眠れないことはなくなった。と同時に、この痛みは虫歯が原因じゃないようだ、ということもわかった。
原因が分からないまま何日かが過ぎた。取りあえず、しばらく上体を起こしていれば痛みは引いていく。しかし痛みそのものは相変わらずで、しかも日を追うごとに最初は左下4番の歯の付近に出ていた痛みが、左上4番付近、左頬部、果ては左目周囲にまで広がってきた。もしかしたら、これって三叉神経痛なんじゃないか、とふと思った。最初は下顎神経だけが障害されていたのが、上顎神経、眼神経と障害されるものが増えてきたのでは?
Wikipediaで三叉神経痛を調べると
男性よりも女性に多く、突然顔面に鋭い痛みが走るのが特徴で、通常は顔面の片側に起こり、痛む時間は比較的短時間(数秒から数分)である。
とある。これは可能性が高いかもしれない。
しかし、調べてみても三叉神経の異常は見つからない。無理矢理、三叉神経周囲の問題を引っ張り出して治療してみたが、症状には何の変化もなかった。
そして21日、昼を近所の韓国料理店でとった時のこと。ユッケジャンクッパを頼んで食べようとしたら、口の左側に激痛。あまりの痛さに口に入れたものを噛むことができない。どうも熱刺激に対して激烈な痛みが起こるようだ。しかし、あわてて水を飲むと痛みが消えた。冷刺激によって痛みが抑制されるようだが、こんなことは今までなかった。状態は明らかに悪化していると思われた。
それでも原因は分からず、有効な対策も立てられないまま1日が経過。
それが22日、図書館への往復の途中だったか図書館の中でだったか思い出せないが、頭の中にふと浮かんだことがあった。
私の奥歯は詰め物をしているのだが、その詰め物には護符(御札)を波動転写してもらっているのだ(転写した護符は私が自分で選んだもの)。
そして最近、本屋でただならぬ気を放っている本を見つけた。『心と体を浄化する、清めの作法』という。そして、その本にある護符を全身に波動転写したり転写した水を飲んだりしていたのだが、もしかしたら、その護符が歯の詰め物に転写した護符と合わなかったのではないか?
『清めの作法』の護符を使う際は、キネシオロジーの筋反射テストを使ってどの護符をどのように使うか、あらかじめ調べた上でやっていた。しかし、それは体全体に対して聞いていたものの、局所の意向までは確認していなかった
そうだ、以前も同じような痛い目を見て学習したはずだった(その話は「歯は大事」で書いた)。全体からの答が全てでないことを。局所からの答が全体からの答と食い違っていることはよくある。だから体に聞く時は全体と局所それぞれに聞かなければならないのだ。そんな基本的なことを忘れてしまっていた。
さっそく帰ってそのことを確認すると、ビンゴ! それで『清めの作法』の護符の波動を無効化できるものとして、別の護符、曼荼羅の写真、数学書2冊を選んで全身に転写したり水に転写して飲んだりして、その後、計4回、トータルで4時間を超えるセルフ・クラニオによって歯の症状はほぼ消すことができた。
が、今度は右頭部にビリッとした強い痛みが走るようになった。まだ『清めの作法』の護符の力を抑え込めてはいないようだ。
「全体」は「局所」の単純な集まりではない。「全体」と「局所」はそれぞれが関連し合いながら、それぞれが独立した別の「何か」である──そんなことは自然療法家なら常識として知っているはず。しかし「そんなのわかってるよ。ちゃんとやれてる」そう思った瞬間、忘却が口を開くのだ。
「天災は忘れた頃にやってくる」とは寺田寅彦の言。全ては忘れた頃にやってくる。そのことを、ゆめ忘るなかれ。
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