とある男の話をしよう。
誰よりも理想に燃え、それ故に絶望していた男の物語を。
『Fate/Stay Night』のスピンオフ小説にして『Fate/Stay Night』に至る始まりの物語、『Fate/Zero』はこんな書き出しで始まる。
万能の願望機〈聖杯〉を手に入れるために、7人の魔術師(マスター)と彼らによって召喚された英霊(サーヴァント)による戦い──聖杯戦争。以前、このブログの「始まりの場所」でも紹介した第4次聖杯戦争を描く『Fate/Zero』のアニメが3カ月の休止期間を経て、4月からまた帰ってくる。2011年末までの前半では、それぞれの陣営の戦略やマスターとサーヴァントとの結びつき、そして陣営が抱える事情が中心だったが、物語の後半となる4月からは、いよいよ陣営同士の生き残りをかけた殺し合いが始まる。
ufoteble製作によるアニメは「変態画質」「これって劇場版ですか?」というコメントが飛び交うほどのクオリティ(もちろん劇場版ではなく、ただの深夜アニメ)で、大画面テレビとは言えないウチの19インチの画面で見ても、思わず「スゲー」と言いたくなるほど。
前半と後半の間に3カ月空けなければならなかったのも、このクオリティを維持せんがためだ。その一端を感じてもらえるかどうかはわからないが、『Fate/Zero』シーズン2のPVが公開されたので、ゼヒ見てほしい。音楽は梶浦由記。だから当然?シーズン2のOPを歌うのはKalafina。曲はその名もズバリ「to the beginning」だ。
またこのアニメ、日本での放送は東京MXほかの地方局だが、それと合わせてニコニコ動画による「8カ国語字幕入り世界同時配信」を行うなど、気合い十分。
さて、この物語はいかなる結末を迎え、それが次の物語に続く、どんな「始まり」になるのであろうか?
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