私は頭痛持ちだ。性格は人よりずっとがさつだと思うのだが、こと頭となると、かなり微妙なバランスの下にあるようで、以前はセミナーに行って2人一組でクラニアルの練習をすると、大抵はひどい頭痛を抱えて帰る羽目になった。ある時などは、帰りに駅のホームで電車を待ちながら頭痛のために一瞬フッと意識が飛んで、危うく線路に落ちそうになったことがある。さすがにその時は、果たして生きて家に帰れるのか、本気で心配になったほどだ。今考えると、その時はクラニアルを受けたことによってシャットダウン(注1)
を起こしてしまっていたようだ。
さすがに今は、多少の頭痛なら自分でリカバリできるし、クラニアルを受けていて「これはヤバそうだ」と思ったらそこでやめてもらうようにしているので、以前ほどひどい頭痛が起こることはなくなった。
(注1)シャットダウンとは以下のようなものであると言われている。
人の第1次呼吸システムのリソースが圧倒されると、その人のクラニアル・リズミック・インパルス(や、時にはミッド・タイド)が一時的に止まる可能性がある。これはシャットダウン(shutdown)と呼ばれ、リズミックな動きの唐突で突然の停止に特徴づけられる、自己防御の生理的反応である。ドクター・アプレジャーはこの種の現象を、それが患者にとって重大な体験にアクセスしたことを示すことから、『重大事検出器(significance detector)』と名づけた。(マイケル・ケーン著『ウィズダム・イン・ザ・ボディ』より)
患者のシステムがストレスを受けると、闘争・逃走メカニズム(fight-or-flight mechanism)を引き起こすことになる。この反応は第1次呼吸を覆し、患者は更に消耗し傷つきやすいままに残される。自らを守るため、患者は解離したり、治療反応に苦しんだり、シャットダウン(shutdown)と呼ばれる硬直反応(freeze response)に入ることもある。Dr.リプトンは、破壊的干渉パターンがどのように『その轍で原子のスピンを死んだように止める』可能性があるかを述べている。(チャールズ・リドリー著『スティルネス』より)
だが少し前、それほどひどい痛みではないのだが、何日にも渡って続く頭痛が出たことがあった。クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)をセルフで行ってみたが、あまり芳しい結果が出ない。キネシオロジーの筋反射テストを使って調べると、頭頚部の血管(具体的には椎骨動脈と大脳動脈輪)に弱さが見つかった
。その弱さをキネシオロジー的に取ると確かに痛みは和らぐのだが、しばらくするとまた再発してしまう。もしかしたら頭頚部の血管に狭窄などの物理的問題が出ているのかもしれない…。
私の場合、祖父と叔父は脳梗塞をやっているし、父は眼底出血で片目が見えなくなっていた。もしかしたら、脳血管疾患のリスクは高いかもしれない。仮にそうだとしたら、どんなふうに対処するか…? 病院で検査してもらおうかとも考えたが、病院は嫌いなので(笑)、何とか自分で対処する方法は──と考えて、ある方法を試してみることにした。
それは神田昌典さんと七田眞先生の対談テープ(注2)
の中で聴いた話。七田チャイルド・アカデミーの生徒が肺炎で入院したのだが、その子は入院後、医師や看護師があれこれ準備をしている間に自分でそれを治し、30分で退院してきたのだという
(ちなみに、その病院の最短入院記録だそうだ)。その子がやったのは、レントゲンで真っ白に写った自分の肺の写真を覚えていて、その肺にストローを差し込んで中の白い汚いものを吸い出すというイメージングだそうだ。準備が終わって病室に入ってきた医師がその子の様子が違うのに気づき、改めてレントゲンと撮り直したら肺は全くの正常で、その場で即、退院が決まったと。
(注2)今は対談CDとしてアルマクリエイションズから発売されているが、単品のラインナップにはなく、「厳選インタビュー12選」として12本セット(+ボーナス1本)の形でしか手に入らないようだ。
そこで、それを自分の体でやってみることにした。筋反射テストを使って頭頚部の問題のあるポイント(複数箇所)、更にそこにイメージのストローをどんな角度で入れるかまで3次元で割り出し、差し込んだストローで血管壁に付着したアテロームを吸い出すイメージングを行った。その結果、しつこい頭痛がスッキリ取れたのだ。
なお、アテロームは血管内皮の傷ついた部分にできるためかもしれないが、いろいろ試してみると、ただストローでアテロームを吸い出すだけではなく、吸い出したあと血管内皮をなめすようにイメージングしておくと、症状の改善度合いが更にいいようだ。
先の子供の例と違って、私の場合は事前に病院で検査を受けていないので、実際にアテロームによる血管狭窄があったのか、また、あったとしてもそれがイメージングで本当に消えたのかどうかはわからない。ただ、その後も頭痛が起こると、よくこの手を使って治していて、結構いい結果が出ている。そういう意味で、「使える」方法だとは思うが、これを患者にやってもらうのは(フォーカシングとかバリバリ使える人は別として)難しそうだなー。まぁ「奥の手
」の1つとしてストックしておくくらいがいいのかも。


さすがに今は、多少の頭痛なら自分でリカバリできるし、クラニアルを受けていて「これはヤバそうだ」と思ったらそこでやめてもらうようにしているので、以前ほどひどい頭痛が起こることはなくなった。
(注1)シャットダウンとは以下のようなものであると言われている。
人の第1次呼吸システムのリソースが圧倒されると、その人のクラニアル・リズミック・インパルス(や、時にはミッド・タイド)が一時的に止まる可能性がある。これはシャットダウン(shutdown)と呼ばれ、リズミックな動きの唐突で突然の停止に特徴づけられる、自己防御の生理的反応である。ドクター・アプレジャーはこの種の現象を、それが患者にとって重大な体験にアクセスしたことを示すことから、『重大事検出器(significance detector)』と名づけた。(マイケル・ケーン著『ウィズダム・イン・ザ・ボディ』より)
患者のシステムがストレスを受けると、闘争・逃走メカニズム(fight-or-flight mechanism)を引き起こすことになる。この反応は第1次呼吸を覆し、患者は更に消耗し傷つきやすいままに残される。自らを守るため、患者は解離したり、治療反応に苦しんだり、シャットダウン(shutdown)と呼ばれる硬直反応(freeze response)に入ることもある。Dr.リプトンは、破壊的干渉パターンがどのように『その轍で原子のスピンを死んだように止める』可能性があるかを述べている。(チャールズ・リドリー著『スティルネス』より)
だが少し前、それほどひどい痛みではないのだが、何日にも渡って続く頭痛が出たことがあった。クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)をセルフで行ってみたが、あまり芳しい結果が出ない。キネシオロジーの筋反射テストを使って調べると、頭頚部の血管(具体的には椎骨動脈と大脳動脈輪)に弱さが見つかった

私の場合、祖父と叔父は脳梗塞をやっているし、父は眼底出血で片目が見えなくなっていた。もしかしたら、脳血管疾患のリスクは高いかもしれない。仮にそうだとしたら、どんなふうに対処するか…? 病院で検査してもらおうかとも考えたが、病院は嫌いなので(笑)、何とか自分で対処する方法は──と考えて、ある方法を試してみることにした。
それは神田昌典さんと七田眞先生の対談テープ(注2)


(注2)今は対談CDとしてアルマクリエイションズから発売されているが、単品のラインナップにはなく、「厳選インタビュー12選」として12本セット(+ボーナス1本)の形でしか手に入らないようだ。
そこで、それを自分の体でやってみることにした。筋反射テストを使って頭頚部の問題のあるポイント(複数箇所)、更にそこにイメージのストローをどんな角度で入れるかまで3次元で割り出し、差し込んだストローで血管壁に付着したアテロームを吸い出すイメージングを行った。その結果、しつこい頭痛がスッキリ取れたのだ。
なお、アテロームは血管内皮の傷ついた部分にできるためかもしれないが、いろいろ試してみると、ただストローでアテロームを吸い出すだけではなく、吸い出したあと血管内皮をなめすようにイメージングしておくと、症状の改善度合いが更にいいようだ。
先の子供の例と違って、私の場合は事前に病院で検査を受けていないので、実際にアテロームによる血管狭窄があったのか、また、あったとしてもそれがイメージングで本当に消えたのかどうかはわからない。ただ、その後も頭痛が起こると、よくこの手を使って治していて、結構いい結果が出ている。そういう意味で、「使える」方法だとは思うが、これを患者にやってもらうのは(フォーカシングとかバリバリ使える人は別として)難しそうだなー。まぁ「奥の手


心霊手術が出来そうですね。
七田眞先生も亡くなっちゃったし
どうなっていきますかね?
nanahoshiも月刊の広報誌とか取っていましたよ1~2年分
頭を良くしたかったのですが
未だに成果が出ません。
術者にも「シャットダウン」はありうるのでしょうか?
>もう心霊手術が出来そうですね。
理屈の上では可能かもしれませんが、まだまだ長ーい修練が必要でしょう。それにどれだけの時間がかかるか、ちょっと予測できません。
実は記事を書いている間は全く気づかなかったのですが、後で調べたら3年前にも同じようなこと書いてました。
http://blog.goo.ne.jp/sokyudo/e/64d8596bcdeacf4f594b24fe3343fdde
「オッ、新しいやり方を見つけたぜ!」と思ってたのはとんだ勘違い
ただ3年前は今ほどうまくはできていなかったようなので、多少は進歩してるのかな…。
>ひろさん
術者がシャットダウンしてしまう、ということも全く考えられなくはないですが、一般には「一度シャットダウンが起こると短時間にリカバリさせるのはかなり困難」と言われています。
ですから、手の震えが一過性のものであるなら、それはシャットダウンとは考えづらい気がします。
私の手の震えはたいてい2~3分でおさまるのでシャットダウンではなさそうですね
なんとなく「重い」という質を感じたときによく起こるようです
>なんとなく「重い」という質を感じたときによく起こるようです
もし、そうしたものがトリガーになるのだとしたら、例えば「重い」という感覚(あるいは「重い」という言葉)を想像した時、体のどこにどんな感じ(フォーカシングでいうフェルト・センス)が出るかを探ってみると、手の震えを引き起こしているもの