先日病院で出会ったご婦人と
飼い猫の話をしていたら、そこの猫(女の子)も
甘噛みの力加減を完全に間違っているということがわかりました。
うちだけじゃないんだなー。
なんの解決にもならないけど、ちょっと安心。
あの甘噛みの瞬間、愛は感じませんよねって話をしたらご婦人、
「悪意しか感じない」ということでした(笑)。
判ります判ります。
うちの猫も朝は、獲物を仕留めるサメのような目で噛んできます。
「傷が絶えないのよね」
そうですね、もうあたいの皮膚は
猫につけられた傷が模様のように刻まれています。
お互いに苦労しますねーと、猫が入ったケースを膝に抱えたまま
くっちゃべる飼い主たち。
隣では肉球を汗でべちゃべちゃにして犬が
ひたすら緊張と恐怖に耐えていた。
大変だな、きみ。
犬のこういうのは本当に可愛い。
あーもうやだやだ!っていうのが全身から伝わってくるもの(笑)。
そして汗だらけの肉球で床に一筆書きのような跡を残しながら
彼は診察室へ引きずられていきました。
動物も大変だけど
飼い主も大変だなあって思った瞬間。
カムの胸毛にご飯がつく季節が
今年もやって参りましたな。
そういや獣医さんに言われました。
「猫は欲しがってないのに、エサをやるから体重が増える」。
つまりはこういうこと。
そんなにお腹が空いてないけど、飼い主が台所へ立ったら
なんかちょーだーいって猫はおねだりする。
でもそれは、本当は、猫の体は欲していないってこと。
猫の意志は「なんか食べたい」なんだけどね(笑)。
猫の声じゃなくて
猫の体の声を聞かなきゃダメなんだなーって思って
深く考えさせられたのでした。