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今年が終わろうとしています。
研修をしている科も変わるため病棟の送別にお花をいただいた研修医の名取です。
いつもは殺風景な部屋に彩りが出ました、ありがとうございます。
6年生の皆さんは第3回テコム模試の結果が出た頃ですね。
第3回テコム模試は通称「ヘコム模試」と言われて国試直前の受験生を凹ませることを目的としている(としか思えない)難易度の高い模試です。
発破をかける目的なんでしょうが、難しすぎるので試験結果に落ち込まないでぜひ追い込みを頑張って下さいね。
ところで、5年生や4年生向けに臨床研修病院選びについて書かれている良質のサイトを見つけたので紹介したいと思います。
「学校で教えてくれない デキる研修医のつくり方」
https://resident.mynavi.jp/conts/tsukurikata/index09.html
病院を選ぶ上での着眼点がよく書かれていて、研修している今よく実感し頷けることばかりです。
学習機会項目の"カンファレンスの盛り上がり"も同意ですし、スキルアップ項目の"基本手技を重点的に"なども本当に同意です。
早くスペシャリストになりたい人もいるとは思いますが、スペシャリストであっても全科当直ができないと仕事にならないため、やはり各科の基本手技は大切です。
ラパロ下担摘やPCIなどを研修医に任せる病院もありますが、研修時代はそれよりも一般的に使える手技を確実に習得する方が役に立ちます。
時間は平等なので、その時間をどの学習に使うかが研修医時代の鍵だと思います。
良ければぜひ参考に見てみて下さい。
ただ、"オリエンテーションが長いと研修医を大切にしている"というところは良いとは思えないかなと感じました。
大切というよりは過保護、ちょっとでも責任ある仕事は任せてくれなそうですね。
この一年、自身も研修医をやりながら他病院の研修医と話をしていると段々見えてくるものがありました。
認識を改めなくてはいけないこともあります。
私はよく研修病院比較の対比として、都会vs田舎、大病院vs小病院といった対比を使ってしまうのですがこれは少し間違っているように感じています。
研修内容に差が現れるのは、病院内の研修医の数のようにも思います。
サイトにも書かれていますが研修医個々人に対して病院側の熱心さに差が出てきます。
研修医の話を聞くと、研修医の数が少ないところは個人として丁寧に扱われやすく上の先生方の熱心さが表れるようです。
しかしながら研修医の数が少ない病院というのは、質が悪く人気がない病院という真逆の場合もあり得ますので注意が必要ですね。
募集人数が少人数でフルマッチしている病院が良い病院なのでしょうか?
そして最後に、いつも環境面を話題にしてしまうのですが実際の私は成長できているのでしょうか…?
この一年でCVや挿管など出来るようになったのでちょっとは成長できていると思いますが……上の先生からはまだまだと言われてしまうでしょうが……。