公立相馬総合病院の研修医のブログ

被災地医療を支える公立相馬総合病院
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2016年04月25日 | 日記
飛べない豚はただの豚、
紅の研修医、濱近です。


短い期間ですが、今日から福島医大の学生さんが実習にこられています。
明るくてとてもしっかりした方です。
先日も同様に実習に来られた地元出身の学生さんがいて、
彼も人柄のいい、とても素敵な人でした。
自分が研修を始めたばかりではありますが、来年こんな人たちが来てくれたらなあ、と思います。


当院は僕のような変人を受け入れてくれる懐の深さを持つ一方、
若い医学生の方、特に地域医療に関心がある人にも、非常に魅力的な病院です。
これをたまたま読んでくださった医学生の方、是非見学に来てください。
研修医がのびのびと院内のいろいろな場所に顔を出せて、
指導医、先輩、スタッフの方々に優しく丁寧に指導を受けることができる、
その雰囲気をきっと感じることができると思います。
気軽に実習、見学に来てもらえればと思います。
美味しい店も沢山あります!


僕も初めは何の深い思いもなく、気軽に当院を見学に来ました。
1年前の春のことです。
ほぼその時点で、当院で研修する気持ちが決まりました。


僕が育った四国や岡山は、福島や相馬とは縁が薄い地域ですので、
どうしてわざわざそんな遠くに行くの?とよく聞かれました。
いろいろ理由はつけられますが、直感的に、ここがいい、と思っただけなので、
なかなか人に説明するのが難しかったです。


当時の研修担当だった事務の方が、
「どうしても当院でとは言わないが、福島の病院を考えてもらえるとうれしい」とおっしゃって、
僕なんかをそんな男気で誘ってくださることに、強く打たれたのが理由の一つです。


また、たった二日間の見学でしたが、会う先生方それぞれに、
この先生たちに指導してもらいたい、と直感的に強く感じたのが最大の理由です。


地域を守っていく矜持。
当院の先生方に共通しているのは、この言葉に尽きます。


そんなわけで相馬にやってきて約1か月、
新しい土地、暮らしにもずいぶん慣れてきました。
相馬は東北では暖かい所だと聞いてきましたが、西日本出身の僕にとっては、
4月なのに寒くてびっくりしました。
でもここ数日ようやく暖かくなってきました。


...僕個人にも春がやってくることを祈ってるんですがね。
道に素敵な人が落ちているのを見つけた方、公立相馬総合病院の総務課、
または直接研修医の濱近までご連絡よろしくお願いいたしますm(__)m

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