ありがとうございました

こんばんは、研修医一号です。
当ブログを後輩の研修医に託します。私の記事投稿は今回が最後です。

私がここに着任してから、２年間という期間はあっという間に過ぎてしまいました。
当院は東日本大震災および福島第一原子力発電所事故直後の混乱期も福島県相双地域で診療を継続した唯一の地域中核病院です。地元の方々が誇るべき素晴らしい病院だと信じています。当ブログを通じて、少しでも当院に対して関心をもって下さる方々が増えてくれればと願いながら、臨床研修医としての視点で記事を書いてきました。
以前に書いた自分の記事を読み返しながら、この２年間の間で、楽しかったことも、辛かったことも、嬉しかったことも、悲しかったことも、思い出しました。被災地の研修医が恥を忍んで書いてきました。「書く」ということは恐ろしいことです。本当は、記事に書けなかったことも沢山ありました。
稚拙な文章ではありましたが、読んで頂いた全ての方々に、何かを感じてもらえれば幸いです。

私が着任した時は私ひとりしかいなかった研修医は、来年度から３人になります。２年間で被災地の小さな病院がここまできました。多くの方々に支えて頂けたからでしょう。
もしも、私がそのきっかけの一つになれたのだとしたら、嬉しく思います。もしも、当ブログがすこしはお役に立てたのなら、嬉しく思います。
いつか誇れる教育病院になれればいいなと心から願っています。

ありがとうございました。

これからも、当院を、当ブログを、どうぞ宜しくお願い致します。