歓迎会

思いがけない人に会えた。
職場の上司で、少し重い病気で、何ヶ月も休まれていた方。
回復に向かって、もうすぐ職場復帰できるとのこと。
私が辞める前にお会いしたいと思っていたら、
今日出て来られた。

本格復帰は４月以降とのことだけど、よかった！
とてもお世話になった人なので、
本当によかった。
一時はお見舞いも制限されていたので、
遠慮して行けなかった。

でも、嬉しくて、
「まちさんとは、残念だけど…」と
私の退職のことを言って下さったのに、
自分でも予期せず、涙が出て、何も言えなかった。
でも、少し落ち着いて、「お会いできてよかったです。」
と、本当に心からのことばだけ言えた。

もしかして、もう会えないんじゃないかと思ったりもしたので、
今日は本当にうれしかった。
そして、回復されて、本当によかった。
上司と言っても、私よりずっと若いのだもの。

夜は新入職員の歓迎会。
（もちろん、かの上司は出られなかったけれど）

前に一緒に仕事をした人で、今は違う部署の人が、
そばに来て、私の退職を残念がってくれて、
「辞めないでください」なんて言ってくれた。
嬉しかったけれど、今日はそういう場じゃないからと、
話すと、部署が違うので、もうそういう機会がないかも知れないから、
なんて言うので、
「私はいつの間にか、こっそりいなくなりたんだけど」
とごまかした。

でも、彼女、退職の手続きの担当で、
「まちさんのその準備はつらいです。」なんて言うので、
「よろしくお願いします。」と言った。

そのうちに、新人さんの挨拶のはずだったのが、
次々と指名されて、私にまで「ひとこと」が回ってきた。
だから、今日はそういう場ではなかったんだけど、
「３月に辞めることになりましたが、
　頼もしい新人さんが入ってくれたので、
　安心してバトンタッチができます。」と明るく言った。
だって、ホントなんだもん。