まちのさんぽみち

日々のできごとを思いつくままに書いています
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「日本手話とろう文化」

2013年11月18日 | まちの日々
サークル仲間から借りた本を読んだ。
「日本手話とろう文化」
カルチャーショックは大きい。

今まで、「ろう者」ということばは、
あまり使わずに、「聞こえない人」
という風に言っていたけれど、
「聞こえない人」というのは、
聞こえる人から見たことばだったんだ。

ろう者はろう者でよかったんだ。
知らないということは、罪(?)なもので、
失礼なことは、たくさん気づかされた。
恥ずかしい!!

例えば、ろうのTさん(60代男性)に、
私は、手話で、「好き」と何度か言った。
それは、男性としてではなく、(もちろん)
「尊敬している」「いい印象を持っている」
多少ユーモアも含めて、甘えて(汗)言ったつもりだった。

でも、もしかしたら男性として好きだと、
言ったことになっているのかしら?(恥)

今更、弁解するのも変だし、
だいぶ前のことだから、忘れたことにしておこう。

また、日本語は、ことばを少なめにする傾向があること、
控えめで、察する文化であること。
それに対し、日本手話は、ことばが多く、
白黒はっきり言うことが多いらしいということ。

改めて、手話は難しいと思う。
一つの言語を理解するには、
その背景にある文化や生活を理解しないと、
本当の意味がつかめないということだ。

何度も聞いたことだけれど、改めてそう思った。

「言語」なんだから、子どもだって経験を積めば、
話せるようになるのだから・・・
と思っていたけれど、
「日本語」と日本語の文化が身についてしまっている私は、
白紙の赤ちゃんがひとつの「言語」を身につけるより、
遥かに困難なことなんだ。
コメント
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