まちのさんぽみち

日々のできごとを思いつくままに書いています
手話や俳句や関節リウマチや色えんぴつ画など
☆ カテゴリーを見てね ☆

ふれあいの里どんぐり

2013年11月21日 | まちの日々
「ふれあいの里どんぐり」と
特別養護老人ホーム「ななふく苑」を見学してきた。
どんぐりはろう重複障害を持つ人たちの施設だ。
ななふく苑も、特養ではあるけれど、
主として、ろうの高齢者向けの施設だ。

リサイクル作業、パンの製造、布小物の制作、
どんぐり発行の新聞の折り込み等の作業所の見学、
どんぐりとななふく苑の施設見学の順で案内していただいた。

どんぐりの施設長のお話はすごく感動した。
ろう重複障害を持つ人たちとは、
十分なコミュニケーションが取れないこともあり、
そんな時、暴れたり、暴力的になったりすることもあるそうだ。
その人たちの思いをくみ取ることが、
私たちの仕事だ、ということばが、心に残った。

また、幼いころ視力も聴力も失い、
コミュニケーションの手段をほとんど持たずに、
80歳を過ぎるまで、家庭の中で生活してきた人のこと。

家族の愛の中で過ごしてきた日々は、
それ故に、外界との接触が閉ざされてしまっていた。
家族の保護が受けられない状況になり、
どんぐりに入所することになっても、
そのことさえ、理解できているかどうかもわからないそうだ。

今、触手話で、生活に必要なことばを、
いくつか覚え始めているそうだ。

入所者のことを、「仲間」と呼んでいた。
こんな仲間が、自由に楽しく過ごせる場が、
もっともっと増えればいいと思う。

ちなみにこの施設長、我がサークルの会長だ。
私の娘といってもいいくらいの年齢なんだけど。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする