パクチーの漢方的効果

こんにちは！ハヤシ薬局の林宗太郎です。

みなさんパクチーは好きですか？

私は大好きですが苦手の方も多いですよね。

癖の強い食べ物あるあるなのですが、独特の香りに慣れてくると中毒性が出てきてパクチーが無いと生きていけなくなります（笑）

パクチーは香菜（シャンツァイ）とも言いまして、漢方の母国である中国料理にもよく使われます。パクチーの漢方的な分析は次の通りです

★四気五味（食材の持つ性質）

辛・温　

体の中に熱を作り出す性質があるので冷えを解消して温めてくれます。

また汗をかかせて発散させる能力もあります。

★帰経（効果が関係する臓器）

肺系

肺は実は皮膚表面の力をコントロールしています。

性質が「辛・温」パクチーは発汗させることでこんな効果が期待できます。

・風邪の予防

・皮膚病の軽減

胃系

香りのあるハーブは胃腸薬としての性質があります。パクチーも胃腸を元気に動かしてくれる効果があります。とくに冷たいものを摂りすぎる様な食生活の方の胃腸薬としておすすめです。

緑黄色野菜としての栄養価も大変高いですが、キャベツや白菜のようにムシャムシャに食べるようなお野菜ではないので、栄養価よりも漢方的・ハーブ的な価値の方が高いように感じます。これから～初夏くらいまでが旬のパクチー。

苦手じゃない方はおいしく食べて健康つくりにお役立てくださいね！

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