in the small woods

家具職人の妻のブログ。
シンプルな天然木の家具の紹介や、自然の中で感じたこと、日々のことを綴っています。

「かんじる比良」の準備(その4)

2008-04-07 | funiture

またまた、新作のお知らせです。

何をやっているところかわかりますか?


正解は、スツールの座編みをしているところです。編んでいる素材はペーパーコード、デンマーク製です。北欧のチェアでも良く使われている素材だそうです。この座編み、やればやるだけ上達するようで、いくつか編むと、どの椅子を最初に編んだのか本人には順番がわかるそうです。3脚編んだ後、1脚目を見ると納得がいかなくて、
またほどいて編みなおしたらしいですよ。(私が見てもわからないですが) 一日中編んでいたので、指が真っ赤になっていました。

少しぐらい濡れても大丈夫だそうで、これまた年月と共にいい味わいになっていくそうです。10~15年程度使うと編み換えの時期らしいですが、そこでまた新品のように生まれ変わるのもいいですね。

この脚の曲線、とても手間がかかったそうですが、かわいくて今にも歩き出しそう。座り心地もよくて、お気に入りになりそうです。なんだか、私の欲しいものばかり作らせているみたいだなぁ。