in the small woods

家具職人の妻のブログ。
シンプルな天然木の家具の紹介や、自然の中で感じたこと、日々のことを綴っています。

あけっぴろげ

2008-05-10 | dialy

あいにくの雨でしたが、楽しみにしていた高島の「あけっぴろげ」に行ってきました。高島周辺の作家さんたちの工房めぐりです。今年で9回目だそうですが、確か前に行ったのは、主人が工房を建てる前のこと。それぞれの工房で、どんな風に仕事をされているのか、興味津々でした。今回は、私たちもお客さまを迎える立場になり、また違った視点で工房を巡りました。

最初にお伺いしたのは、小田切さん夫婦の木工と漆の工房。「かんじる比良」でお越しいただいたのにお話ができなかったので、ぜひとも行きたかったのです。お家の前は、信州の高原を思わせる白樺の木。落ち着いた工房で、作品を見せていただきました。娘は手触りのいい木箱に目が釘付けで、「気持ちいい~」と指でなでなで。今日は雨だったので、ゆっくりお話もできてよかったです。高山で木工を勉強されたのも同じだし、「イベントの前のお掃除の大変さ」もウチと同じで、親近感~。手作りのクッキーもおいしかったです。

続いて、お近くの鉄作家山口さんの工房、そして奥様の陶器も見せていただきました。鉄の作品って、オブジェ的なものを想像しますが、こちらではお手ごろな普段使えそうな作品がたくさんありましたよ。そしてお庭では五平餅が焼かれて、いいにおい。くるみやゴマが入ったお味噌をつけていただきました。ちょうどお昼時で、子供たちも大喜びでした。


少し車を走らせて、立石さんの陶芸、奥様の草木染の工房へ。天井の高い古民家で、すっかり落ち着いてしまいました~。目に鮮やかな青い色のお皿や小物入れが家の黒い柱に映え、自然な色のタペストリーやバッグは家に溶け込んでいました。囲炉裏を囲んでコーヒーをいただき、幸せ~。


ここまでで子供たちの「帰りたい」攻撃にあい、これ以上は回れませんでした。いろんな作品やお宅を拝見して、気持ちのいい時間を過ごせました。我が家に来ていただいた方にも、こんな気持ちになって帰っていただきたいものです。

そして家に帰ると、斜めに傾いたソファーで寝ているリサが目に入り、いやな予感。はぁ~、やっぱり家の中を荒らし疲れて寝ていたのでした。今日の被害は、主人が作ったポストカードたて。ハガキもぼろぼろ、木の部分もぼろぼろ。ここまで手が届くようになったのか・・。