in the small woods

家具職人の妻のブログ。
シンプルな天然木の家具の紹介や、自然の中で感じたこと、日々のことを綴っています。

赤が好きになる年頃

2008-06-11 | funiture

納品の朝は、気合が入ります。力仕事~。お客さまのお宅にお運びする前に、いつも自宅で写真を取るので、まずは工房から車に載せて。家の中の家具を動かしながら、撮影ポイントを決めて、写真撮影。それから、しっかりと梱包して、また車に積み上げます。家具によっては結構な重さなのですが、なにせ主人1人でやっている工房なので、私が手伝うしかないのです。今日もがんばりましたよ~。

「年をとると赤が欲しくなるのよね~」と、ご注文されたお客さまがおっしゃってました。確かに、私ももっと若いころは黒にグレーに、カーキ色とか、くすんだ色を選びがちだったけれど、赤もいいなぁと思うようになりました。これが年をとるということかな・・。

赤の革のクッション。木の色と合って、いい感じです。

広げると、こんなふうにベッドになります。

この仕組みを考えるのが大変だったようですが、なかなか機能的にできています。ベッドとして使うのは、足腰が弱くなって2階に上がれなくなってからということでしたから、広げない方がお元気のしるしなのですけれど、せっかくなのでたまには昼寝でもしていただきたいところですね。

毎度のことながら、無事にお届けできてほっと一息。・・・もつかの間、帰りの車の中で、まだ作ってもいない次の家具の納品の相談をしていた私たちでした。大きな家具は、納品が気になるのですよ~。