府中市美術館「ポール・デルヴォー / 夢をめぐる旅」展に自転車で行く。
セザンヌ風の28歳の画風からシャガール風の90歳の画風まで、スタイルの変遷は画家の人生そのもの。
水彩のスケッチも多数展示されていたが、多くには墨が使われ、その色調が油彩にも反映していた。
シュルレアリスム(超現実主義)とは、写実的に矛盾を描く、という事だろうか。
例えば「行列」(写真)では、背景の遠近法と9人の裸婦の行列の遠近法が一致せず、後列の裸婦が実際以上に小さく描かれるなど、代表作の多くには歪んだ遠近法が認められた。
爆発的なエネルギーに圧倒される、というのではなく、好奇心を刺激し、考えさせられた。
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