池田 悟≪作曲家≫のArabesque

・・・深くしなやかに・・・(音源リンクしてます)

第28回静岡県高文連ギター・マンドリン合奏講評

2024-11-04 | 音楽団体/静岡県・江戸川区

年に一度、この演奏会を聴かせて頂き、いつも新鮮で音の美しさに驚かされる。
気付いた事二つ:
・ディナーミクが狭く、もっとフォルテを出して欲しいと感じる事があった。フォルテが出たと思えばピッチが悪く、その両立が課題。
・いくつかのギター合奏は、主旋律とバスはしっかり出ているのに中音域の和音や対旋律が弱い「ドンシャリ」。ギター合奏の楽器編成上の欠点なのか、中音域の奏者は控えめな人ばかりなのか…。中音域が弱いと量感が乏しくなる。

一般的に、何度も演奏されている曲で新しさやドキドキ感をアピールするのはハードルが高い。先ず作り上げられた正解をなぞる、というアプローチになる。その限りでは何も言う事が無いほど立派に出来ている団体が4つあった(全10団体中)。次にやるべきは新作の初演でしょう。そこに正解はどこにも無い。
そこで僕は今、初めてマンドリン・ギター合奏の新作を書いている。作曲にあたって「マンドリン・ギター合奏とは」と定義した。それは《点描》…デリケートでダイナミックな点描画を描きたい。皆さんも一緒に作り上げましょう!
静岡県高等学校文化連盟「第28回演奏会:ギター・マンドリン部門」で私が述べた講評/掛川市生涯学習センター

【特別賞】
池田悟が静岡県高文連ギター・マンドリン合奏の審査を始めて10周年になる今年、池田が最高点を付けた団体に10分程の新作を提供します。初演に関して制約は無く、どの様なコンサートでも、また録音・録画をネットに公開するなど自由ですが、作品完成後1年を過ぎても初演されない場合、初演の独占権は無くなります。

選ばれた団体はこの企画を辞退する事も出来ます。受諾される際は使える楽器の種類と各奏者の数を、仲介して下さる先生にお伝え下さい(期限までに返答が無い場合や辞退された場合は、池田が2番目、それも辞退された場合は3番目に高い点数を付けた団体に権利が移ります)。

作曲の納期は受諾後2カ月程とし、その後2週間程でパート譜を作成します。楽譜はPDFをメール送信します(スコアA3、パート譜A4)。
楽譜は初演後、ウィーン・ユニバーサルエディションから出版し、初演団体、指揮者の名前、日付、場所、演奏会名が明記されます。

付記:
・演奏に関して池田の監修をご希望でしたらご相談下さい。
・曲に技術的な問題点があれば修正しますので遠慮なくご指摘下さい。
・対象団体の方で、スケッチ段階の楽譜とデモ音源を入手してから判断したいとの事でしたら、応じます。
以上



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