これは「スケルツォ」でしょう。
でも絶望や歓喜までは至らず、あくまで爽やかな上流階級の戯れ、祈り。ショパンの「スケルツォ」とは異質との思いでサン=サーンスはピアノ独奏曲に対しその曲名を避けた、と推測する。
F#-G#-B#のモチーフでこれほどの作曲は、言うまでも無く天才の技。
とは言え、僕には楽譜通りに弾きたくない箇所がいくつもある。多作家のサン=サーンス先生、大して推敲もせず書き飛ばしたに違いない。添削症候群の僕は、この曲も添削してしまった。
主な音型が「エリーゼのために」に似ていて、技術的にはメンデルスゾーンからリストへの橋渡し的な…静大時代の僕が作曲していた音を想起させ、懐かしい今、暗譜した。
ただし「IKEDA版」。
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