僕は変わった条件で作曲するのが大好きだ。今回は1台のピアノをプロのピアニスト3人が連弾する作品の委嘱を受けた。
かつて僕は片手のためのピアノ曲を書き、代表作の一つになっているが、今度は6手!満員電車の中で体操するみたいな…。
それも作曲ではなく編曲。原曲はショパンのあの有名なノクターン。
編曲が「作品」となるには、原曲への斬新な解釈と崇拝の念が両立しなければならない。
現代の作曲家は技術は相当なものを持っているが、それがありすぎて一般の聴衆には理解できない、というのが通説なら、たまにはその技術でぶったまげるくらい面白いことをやって見せて、その通説を証明せねばなるまい。
もっとも、6手だからといって分厚い音の大安売りにはしない。むしろ1手から6手までの様々な組み合わせで千変万化するアラベスク。
※このコンサートで初演されます(演奏:小松原章子、西山由紀、西山由香)。
Piano Joint Recital
かなっくホール
2010年12月18日(土)
18:30開場/19:00開演
全席自由 3,000円
【ショパン・シューマン生誕200年】
<ショパン>
■アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ op.22
■バラード 第3番 op.47
■幻想ポロネーズ op.61
<シューマン>
■パピヨン op.2
■幻想小曲集 op.12 より
■ウィーンの謝肉祭の道化 op.26 より
その他
→チケットはこちら
それにしても先生、うまいなあ。
いつもありがとうございます。
またのお越しをお待ちします。
さっそくですが、近々「作品」をお届けしたいと思います。
宛先は島村楽器ミュージックサロン池袋 気付 池田 悟様でよろしいでしょうか。