池袋に「四川苑」という中国人が経営している中華料理店があり、レッスンの合間となる午後3時頃、時々行く。
先月のある日、客は僕一人で、接客していたのは店の2階で二胡を教えている中国人女性だった。
注文した定食を持って来てくれた際、「いつもお昼遅いですね」と言われたので、支払いの際、名刺を渡し、駅ビルの10階で作曲の講師をしている事を告げた。
するとその女性の表情が一変し、とろけそうな笑顔で「私も中国の楽器、教えてます」と言う。
「二胡?」と返すと、「娘も二胡奏者で…」と、既に終了したリサイタルのチラシを渡された。
続けて「作曲ってどんな曲を?」「この辺りに住んでるんですか?」と畳み掛けてきた。
ここにはレッスンに来ているが、住んでいる訳ではない、と答えると、透かさず「じゃあ、どこ?!」。
その迫力に少々困惑しつつ駅名を答えた。
「ピアノ?」とも訊かれ、「ピアノも弾きながら…」と答えると、「今度一緒にコンサートしましょう」と誘われた。
―えっ?こんなに簡単に?
昨日もその店に行くと娘さんを紹介され、名刺を交換した。娘さんのブログによれば、母親は単なる二胡の講師では無く、旦那さんと共にその店を経営しているのだった。
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