今宵、アルトサクソフォンとピアノのための《詩篇》初演。
平賀美樹さんのサクソフォン。ピアノは自演。
初演を共演する間柄は、サバイバルの同志のようなものだ。
緊密な一体感無くして成功は無い。それは個々の能力の高さと綿密なリハーサルに加え、曲への共感とリラックスした人間関係、すべてが揃って可能となる。
プロの演奏家として多忙な平賀さんに対し、「同志」などとは口幅ったいかもしれない。しかし長年連れ添った仲間より、異種分野のにわかコンビの方が激しく燃えることもある。
そんな一夜を過ごすのだ!
* * *
曲が終わって、僕らは10秒以上固まっていた。そして熱い拍手が来た。
「感動した」「くぎづけになった」「体の波長が乱された」、と言われた。
このコンサートは「静大教授、大槻寛」からの最後の、そして最高のレッスンだった。
二人でささやかな祝杯をあげた。
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