朝逆風の中走り始めて間もなく先を行くチャリダーに追いつき声をかけたら、日本語分からん、香港から来て北海道廻ってるんだって。相棒はGiantのJourney(スペル違う?)。前後にサイドバック着けて総量20キロは優に越えている。Samは中学校の教師でこれまで外国は台湾、中国、そして日本に。香港人にとって中国は外国なんだ。今日の行き先聞いたらヨード泉の晩成温泉キャンプ場。僕はその直前の宿を予定していた。
互いの健闘を約して別れた。
これまで逆方向に向かうチャリダーには何人も会ったけど、同方向は始めてだ。晩成温泉を調べたら宿泊施設もあるので、折角なので彼との再会を念頭に足を伸ばすことにした。
釧路出発時は向かい風が強く難儀だったが、いつの間にか風もなくなり走りは順調。116キロ走って16時前に宿に到着。
鉄筋コンクリートの二階の14畳和室に一人。温泉料金含めて3000円は安い。
5時半過ぎにキャンプサイトにテント設営の彼を発見。
晩飯を一緒に食べながらお喋りした。
僕のGiosがスポークが折れたことを披露したら、彼のタフな筈のGiantはもっと大変な故障を経験していた。ディレーラーやスポークのトラブルで、網走近くの宿の主が北見の自転車屋まで車で運んでくれたそうだ。50キロはある。修理代18500円。交換部品を列記した明細書は旅の記念品になると大事にポーチに戻した。
明日は襟裳岬が近いがそこで一泊予定だ。彼は思案中。もう少し走りたそうだ。
では、ごきげんよう。