我が家から北へ約30キロ、風景が一変し“ニセコ・スキーリゾート”が現れます。 ニセコアンヌプリ・ニセコ比羅夫・ニセコ東山・・・それぞれが、良質なパウダースノー(世界屈指)を誇るスキー場です。 その中で、ニセコ比羅夫(俱知安町字山田)の開発が目立ちます。 オーストラリア・中国・マレーシア・・・ 外国資本が導入され、小さな村が 高級リゾート地に変貌しています。 ホテル・コンドミニアム・マンション・ペンション・レストラン・バー・コンビニ・・・。 ニセコの魅力は、昔からスキーやスノーボードに適した雪質です。 しかし ニセコ比羅夫リゾート地に関し、不動産バブルの色合いが濃い様です。 10年後に予定される北海道新幹線の札幌延長で 俱知安町が停車駅になると、将来 ニセコ・スキーリゾートへの集客が約束されるからです。 乗降客数は、日本人だけではありません。 アジア・ヨーロッパ・オーストラリア・アメリカ etc. 世界各国からパウダースノーを求めて、スキーヤーが殺到すると睨んでいるからです。 不動産バブルにしても、主に外国資本で地元が潤うのですから、反対する理由は見当たりません!
ニセコ比羅夫スキー場が出来たのは、1961年でした。 1970年~1990年まで、ニセコ・スキーリゾートは徐々に発展しました。 しかし、2000年以降 スキー・スノーボードの人気は、日本のバブル崩壊と共に衰退しました。 一時期、ニセコ・スキーリゾートは閑古鳥が鳴く状態でした。 おそらく 日本中のスキー場が、業務縮小・廃止された時期だと思います。 そんな中、ニセコのパウダースノーに魅了された一人のオーストラリア人(起業家)が、ニセコ 比羅夫に定住したのが切っ掛けで、数年の内に外国資本の導入が始まった様です。 日本人のスキー離れを逆手に取り、外国人相手の観光誘致&不動産誘致を成功させたのです。 2006年以降、ニセコ比羅夫の地価上昇率は、数年に渡り日本一です。 ここ10年ほど、度々ニセコ比羅夫周辺を訪れていますが、毎年 街並みが驚くほど生まれ変わっています。 ある場所は都会のビル群が、ある場所はヨーロッパ風の別荘群が、決して広くない地域にセンスある建物が密集しています。 北海道新幹線が完成し、俱知安駅が出来る頃には、ニセコ 比羅夫スキーリゾートが、どの様に変わるか 楽しみにしております!
最近の情報では、不動産バブルが沸騰し 撤退する内外の企業が急増している様です。(地価が10年前の10倍以上) 仮に、北海道新幹線が完成する前にバブルが弾けると、“ニセコリゾート計画”は 単なる“高級リゾート地”で終わります。
◎ ニセコ比羅夫スキー場の魅力、前方にそびえる“蝦夷富士”(羊蹄山にスキー場はありません)
2000年初頭はお客さんの呼び込みに苦労していたようですが、ピンチの時ほどチャンスといいますか、新しい可能性をみつける機会なのかもしれません。
今も全国的に色々コロナ騒動で苦労してますが、これを逆手にとった経済活性策がでてきたらなと思います。
自分はニセコ町(旧狩太町)で貧農に生まれた。
ニセコリゾートにならない前のニセコがよかった。道路も砂利路で車が通りすぎると砂煙が舞い上がっていた。
懐かしい蝦夷富士の写真に感激です。
もう蝦夷富士に登ることもないかもしれません。
北海道の記事楽しみにしています