エゾ中村のブログ

「藤圭子」から「現代医学の功罪」まで、思いの丈を綴ります。 ・・・ From 北海道 ・・・

「瓦屋根 は 是か非か」

2021-05-20 08:14:54 | 旅行・地域

近年「“気象台” 始まって以来の 大雨・強風 が発生しました」と、天変地異を告げる予報に不安が募ります。 その災害が、‟地震” なのか ‟台風” なのか ‟火山噴火” なのか? 「天災は 忘れた頃に遣って来る」のんびり構えている場合でないのが昨今です。 「取り敢えず、身の回りだけでも安全を確保したい」しかし、想定外の 地震 や 台風 に備える術はありません。 震度 7以上の揺れに耐える事も、風速 50メートル以上の風に耐える事も、古い我が家では 無理があります。 我々は、自然の猛威に太刀打ち出来るのか? ここ 100年、人間の齎した自然破壊(地球温暖化)は絶望的です。 しかし 人間の過ちは、人間の知恵で修復する事は可能です。 何を遣るか? 草の根レベル(ボランティア精神)で、身の回りからコツコツと 改善・改良 を 心掛ける事です。 無駄 でも 無理 でも 引き算的発想で、不都合な状況を徐々に改善する必要があります!

“台風” や “地震” などの報道を観る度、ある疑問が湧いてきます。 被災を齎す原因に、ある日本の伝統文化が 関与していないか? 

瓦屋根” です。 “瓦” は、飛鳥時代に中国から伝わった 優れた “屋根材” です。 藁 や 板 の屋根より 雨・風・火 に強い為、長らく重宝された素材だと思います。 お寺神社お城 の屋根に使われているので、瓦の風格は絶大です。 その瓦を庶民が真似し、新築家屋に採用するのは 分かります。 確かに、家の品格が上がります。 

数百年の伝統が、家屋の進化を阻んでいるのかも知れません。 粘土を焼いた瓦は 耐久年数がある反面、衝撃 や 振動 に弱い。 また、重い瓦を屋根職人が作業し易い様に、小さく(半紙一枚ほど)製造しているのが問題です。 気密性がなければ、安定性も脆弱です。(取付が甘い) 結果的に 瓦の下地である防水シートが、雨漏りを防いでいるのが現状です!

◎ 風格ある瓦屋根「城」

ご存知でしょうか?  僅か150年の歴史しかない北海道は、カラートタンの屋根(長尺・横葺き)が主流です! 瓦屋根の伝統はありません。 北海道は、“北国” であっても “雪国” と違います。 屋根の雪を落とす為、薄鋼板(トタン)を使う訳ではないのです。 瓦職人がいないから、トタンを使う訳でもありません。 ただ、機能的だからです。 50坪程度の屋根であれば、数人で一日程の手間(工期)で、雨から家を守ってくれるからです。(仕上げは5日程度) 瓦であれば、コツコツと少数の職人で屋根を施工する様ですが、いかんせん日数( 1ヵ月ほど)を要します。 それでも、瓦に拘るのであれば申し上げる必要はありません。 しかし、実用性を考えると時代遅れは明らかです。 

神社仏閣の様に、メンテナンス に 時間 と 費用 を充てられるのなら、住宅に瓦を使って結構です。 しかし、簡単そうで 難しい。 一般住宅なら、我々北海道人が重宝している “カラートタン” は如何でしょうか? 「トタンは夏場 室温が上がる」「雨音がうるさい」と言うのなら、天井裏に厚い断熱材を敷き詰めると、問題は解消する筈です。 住宅は、安全と機能性が最優先です。 台風地震 で「自宅のが飛んだ」「飛んで来たで被害を受けた」住宅の一部が 凶器になるのは、あってはならない ‟人災” です! 

北海道は 地球温暖化が原因か、年々降雪量が減少しています。 そのせいか、住宅の屋根様式が進化しています。 急勾配の屋根を止め、雨水が流れる程度の “ゆるい屋根” に切り替える傾向があります。 冬場 屋根に雪が積もっても「風が雪を吹き飛ばす」「太陽熱が雪を溶かす」「屋根に登っても 落下の恐れがない」利点は多い様です。 風格を重視した屋根から、機能性を狙ったデザインと思います。 災害に強い家は、地震 や 風雪 に強い機能が求められます。 “頭でっかち”(重い瓦)で見栄えがいい家は、災害に弱いと言うと 暴言でしょうか? しかし “時代錯誤” は、知恵ある日本人として見るに忍びない。 今後 襲い来ると思われる天災に備え、“カラートタン” を 採用する事をお奨めします。 安い施工費で、早く高い機能を 得られると思います! ただし新潟県など、豪雪地帯には不向きです。

◎北海道では珍しい “瓦屋根”


現代版 「本能寺の変」

2021-05-18 08:15:47 | 日記
1582年、京都に滞在中の「織田 信長」を、家臣「明智 光秀」が襲撃した「本能寺の変」は、日本史の中で 特に有名です。 古文書 や 物証 があるので 歴史家の想定は、概ね正しいと思います。 しかし 僅かの資料で、当時の実態を把握するのは 些か無理があります。 テレビ化 や 映画化 したとしても その大部分は、作家による ‟アドリブ”(創作)ではないでしょうか?

◎「織田信長」肖像画
 

私は、戦国時代の勝者は「徳川 家康」の ‟頭脳” だと思っています。 「織田 信長」「明智 光秀」「豊臣 秀吉」の思惑(国盗り)を、巧みに利用してこそ 後に「徳川幕府」を築き、260年に渡り日本を統治できたと思います!
(歴史の推測は、ここで端折ります)

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日本の国会は、国の長を一人選ぶ ‟大統領制” ではないので、‟東京都知事” における権力の変遷を、現代版「本能寺の変」に謎って考えてみました。

織田 信長石原 慎太郎」(四期)新銀行東京を設立

明智 光秀猪瀬 直樹」(一期)徳洲会問題で挫折

豊臣 秀吉舛添 要一」(一期)政治資金の公私混同で挫折

徳川 家康〇〇 〇〇」現役の「小池 百合子」でしょうか?

◎「石原 慎太郎」元都知事


おそらく、人気・実力 共に「石原慎太郎」が ‟ナンバー・ワン” だと思います。 四期に渡り都庁に君臨していたのですから「織田 信長」と比較しても遜色ありません。「何を遣ったか」記憶に残る大事業はありませんが、威厳だけは ‟大統領級” でした。

◎「猪瀬 直樹」元都知事
東京オリンピックを誘致した実績は 評価できます。 しかし、徳洲会問題での狼狽え(5,000万円バック)は、都知事の名誉を汚す不祥事でした。 裏切り者「明智 光秀」に例えても、間違いではないと思います。

◎「舛添 要一」前都知事
頭脳明晰は認めますが、政治資金の公私混同は 弁解の余地なしです。 後の大将「家康」に弱味を見せたのですから「豊臣 秀吉」と言っても過言ではない筈です。

◎「〇〇 〇〇」(「徳川 家康」は 誰でしょうか?)
案外、候補者は少ない様です。 予想されるのは、現都知事「小池 百合子」ですが、如何せん ‟秘密” が多過ぎる。 都政ですから、裏取引 や 駆け引き が必要かも知れませんが、オーバーな ‟パフォーマンス” は ‟見苦しい” 。 一見 優しそうな物腰が怪しい。 都知事選で 再選されるのは、難しいと思います。

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果たして「徳川 家康」になれる人物はいなのでしょうか? 少なくても 都政を 安心・安全 に 導ける逸材です。 一人 居ります。 元東京都職員・元夕張市長・現北海道知事の「鈴木 直道」(39歳)です! 若く行動力があり、将来が楽しみな人物です。
正直言って、まだまだ 北海道知事 として働いて貰いたい人物です。 しかし、支持率 85%の「鈴木 直道」を 北海道 に留め置くのは難しい。 東京都職員として、戻って欲しいのではありません。 東京都知事 として、栄転して欲しいと願っています。
「徳川幕府」の様に、首都・東京の ‟顔” として 長期政権を目指して頂きたい!(勝手な願望です)

◎「鈴木直道」北海道知事
 

                            

「墓泥棒 は 正当化できない」

2021-05-16 08:12:28 | “アイヌ文化”関連

“泥棒”は、犯罪です! 子供でも他人の物を盗む事は、いけない(悪い)と分かっています。 “墓泥棒” と名指しするのは、事もあろうに日本各地の ‟国立大学” です。 ‟アイヌ人の墓”(土葬)を無断で掘り起こし、無数(1,600体)の頭蓋骨を持ち去ったと言うのですから 呆れます。 犯人は大学の職員か、依頼を受けた一般人か、定かではありません。 ただし、その目的は明らかです。 ‟アイヌ人” と ‟日本人” の遺伝子を分析し、縄文時代からの ‟血脈” の有無を調べたかったのです。 要するに「北海道蝦夷地は、縄文時代から日本固有の領土」と、アイヌ人の血脈を DNA によって証明したかったからです。 しかし その思惑は、あらゆる大学で研究を重ねても解明できなかったのです!

問題は ‟北大”・‟東大”・‟京大” が、独自の判断でアイヌ民族の遺伝子を調べたのか、疑問が残ります。 果たして、“墓泥棒” に 何のメリットがあるのか? エジプト の ピラミッド 盗掘ならば、研究価値が有るかも知れませんが、一アイヌ人の骨に価値が有るとは思えません。 強いて言えば、国が ‟日本の歴史” を書き換える為の暴挙です。「蝦夷地は 日本の先祖が開拓した。それを、科学的に証明て欲しい」 命令に応じた各大学は 、‟墓泥棒” を苦渋の思いで 選択したと思います。 いくら研究の為でも、墓泥棒 は許されない行為です! 

◎ ‟蝦夷地”で生きて来た「アイヌ民族」
 

2018年12月、“NHK・ETV特集”「明治維新から150年、北の大地に生きてきたアイヌ民族の苦難の歴史」で、アイヌ人の遺骨を北大から返還する先住民族アイヌの儀式が放映されました。 それは、戦争で散った邦人の遺骨返還とは、様相が異なるものでした。 当然です。 盗掘された 遺骨の返還です。「ご先祖様の遺骨を返してくれて有難う」と、言う筈がありません。 明らかに、北大側は “針の筵”(弁解の余地なし)状態でした。 北大を代表して儀式に参加した副学長は、首を垂れる事なく立ち竦んでいました。 そんな中、アイヌ民族の代表者は「謝罪しろ!」と一括しました。 決して、厳しい言葉ではありません。「申し訳ありませんでした」 その一言で許すと言っていたのです。 それでも 頭を下げず、儀式から立ち去ったのです!(過去の不祥事とは言え、礼儀を知らない “子供の使い” の様でした)

現在、北海道在住のアイヌ人は 把握している数、おおよそ 13,000人(2017年調べ)です! 間違いなく、‟旧土人保護法” の同化政策で、アイヌ民族は ほぼ滅びてしまった。 いや 日本国籍を与えられ、 身を隠す様に 日本(道外)や 海外 で 生き続けているのです。 故郷を追われた ‟アイヌ民族” の悲しい現実です!

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新聞によると、日本各地(北大・東大・京大など)に保管されているアイヌ人の遺骨 “計1,600体” を、盗掘された地域のアイヌ人に返還する手順(ガイドライン)を政府が示した様です。 返還時のトラブルを考え、政府が一定のルールを設けたのです。 何故、明治時代から続けて来た “墓泥棒” の不祥事を、今になって清算しようとするのか? 勿論、“東京オリンピック”の為です! 

2007年、国連で採択された「先住民族の権利に関する宣言」の中に、‟遺骨の返還” が盛り込まれているからです。 何も、アイヌ民族に対する政府の “思いやり”(人道)では無いのです。 ‟蝦夷地侵略” の正当性?を、世界にアピールする姑息な ‟パフォーマンス” です! 「遺骨は返しますが、土地も資源も返しません」それでは、国連も 世界も 認めません。

果たして 「尊厳ある慰霊」(遺骨返還)が、短期間で成し遂げるられるのでしょうか? 事は、簡単に治まる筈がありません! アイヌ民族への “屈辱” を、アイヌ文化に基づく地方振興(ウポポイ建設)で、癒す事は出来ません!


◎ ヒグマが暮らす環境は無くなった。(アイヌ民族しかり)

続・秘境駅「小幌」

2021-05-14 08:12:15 | 旅行・地域

8年前、新聞で「小幌駅 廃止」と発表されました。  しかし 小幌駅は、現在も廃止さていません。 地元・豊浦町 と JR 北海道 が交渉の結果、年間 300~500万円の財政支援(人件費肩代わり)を申し出 存続しています。 その後 毎年契約更新し、厳しい町財政の中 運行が続いています。 どうして、陸の孤島「小幌駅」に拘るのか? 観光資源が少ない我が町にとって、数少ない ‟アピールポイント” なのです!

「小幌駅」は、鉄道マニア「牛山 隆信さん」が開設するホームページ「秘境駅に行こう!」で、日本一に指名され 全国的に脚光を浴びた稀少地です。 鉄道マニアであれば、知らない人はいない ‟秘境駅” です。 存続を希望するのは、町民だけではないと思います。 マニアと共に「小幌駅」の存続を 願っています。
  
実は、私が小学生の頃から 何度も訪れた ‟思いでの地” です。 当時、三軒しかなかった漁師の家の一軒が、父親の同級生の住まいだったのです。 毎年 夏休みは、親父のお供で 海水浴 や 釣り を一日中 楽しみました。 我が家から 15キロ程の道のりですが、道路はなく交通手段は 一日数本・一両編成の列車です。(当時 上り下り 4本) 詳しくは、過去の記事(下のサイト)を参照してください。

去年「日本一の秘境駅・小幌」を綴っていますので、そちらも ご覧ください。  

◎ 道南・豊浦町の秘境駅「小幌」
  

「小幌」は、北海道のジオサイト(歴史遺産)に登録されています。 小幌洞窟 は、縄文時代(2000年前)の ‟土器” や ‟貝塚” が発見されており、円空が彫ったとされる ‟岩谷観音像”(レプリカ)など、多数の 木像・石像 が祀られているアイヌ民族 信仰の地なのです。 毎年、祖先を祀る儀式が 執り行われています。
列車以外の交通手段は、‟磯船”(岩礁が多い為)ないし ‟徒歩” です。 国道から、断崖絶壁を降りなければ、目的地に到達することは出来ません。 数キロの下りですが、案内人がいなければ ‟遭難” する恐れがあります。 登山の経験がない方は、列車をお奨めします! 

‟小幌駅”(早い列車を譲る為の待機所)は、トンネル とトンネル の 僅か 100メール間に、上下二つの‟プラットフォーム” があるだけの ‟信号所” です。 列車を降り 南に向かえば、‟文太郎浜”(両足のない漁師の家があった浜)と、‟岩谷観音” に続く ルートがあります。 道路と言うより、獣道に近い起伏だらけの小道です。 危険な ‟ヒグマ” はいませんが、‟マムシ” に注意が必要です。 夏場は、軽装でも支障はないと思います。 ただし 冬場の散策は、命懸けですので お勧め出来ません!

私は、50年以上「小幌」に行っていませんが、青森県の友人が報道で興味を持ち、同行を頼まれました。 しかし ‟新型コロナウイルス” の影響で、今のところ実現していません。 コロナが終息すれば、弁当 と カメラ を持参し 思い出の地を巡りたいと思っています。 その時は、当ブログで報告します。

戦前、北海道の各地で ‟陸の孤島” が存在していました。 その多くは、‟断崖絶壁” で道路が遮断された ‟漁師の集落” でした。 留萌の「増毛村」積丹の「入舸村」など 数々ありましたが、現在は大規模な土木工事で トンネルができ 道路が繋がりました。 唯一残ったのは「小幌」ですが、住人が居ないので 将来 開発される予定は ‟皆無” です! 
北海道の歴史遺産として、記憶に留めるのは如何でしょうか? 驚く程の ‟秘境” です!

「ダッコちゃん人形」

2021-05-12 08:15:09 | “アイヌ文化”関連
昭和に流行った「ダッコちゃん人形」を 覚えているでしょうか? 昭和35年、玩具メーカー ‟タカラ” が販売した ‟ビニール人形” です! 当時、爆発的に売れたと記憶しています。 子供達(自分を含め)は、腕に挟んで 喜んでいました。 キャラクターの元祖的 存在だったと思います。 印象的な 目・口・肌の色、何の疑いもなく「可愛い人形」でした。 

◎「ダッコちゃん人形」
 

おそらく、昭和最大の ‟ヒット玩具” だったと思います。 販売元(現タカラトミー)の ‟ロゴマーク” になったのですから、日本文化に多大な影響を与えたと思います。
そんな「ダッコちゃん人形」は、飽きられる事なく 子供達に支持されて来ました。 突然、昭和 63年に製造販売を中止しています。 理由は、欧米で起きた ‟黒人差別問題” でした。「肌の色で 人間を差別してはいけない」と言う風潮が、世界中で盛り上がったのです。 タカラトミーも、敏感に反応したと思います。「黒い肌のキャラクターを中止しよう」と!
日本には 差別がなかったのか? とんでもございません。 陰湿な ‟虐め・差別” は、昔からありました!

歴史を辿ると 明治32年、アイヌ民族を対象にした ‟旧土人保護法” の制定です。 国籍と名前を与え、今後 日本人として「生まれ変われ」と言う国策でした。 大東亜戦争で、朝鮮半島を侵略した際「明日から日本語を使え」と同じ、相手に有無を許さぬ命令です。 当時 日本は ‟軍国主義” だから、仕方がない措置だったのでしょうか? 違います。 日本は 他民族に対し、‟心を許さない国民性” があったからです! 観光客 や 労働者 は、国益を優先し 入国を歓迎する。 しかし、‟政治亡命者” や ‟難民” は 一切 受け入れない。 単純な 選別(差別)です。
それは ‟戦後” も ‟今” も、本質的に変わっていません!
 
1986年、中曾根元総理は「日本国籍を持つ方々で、差別を受けている少数民族はいない」と、独自の見解を 国会で述べています。 知識が豊富な日本の ‟ドン”(総理)ですら、その程度の認識です。 差別する側は、差別を受ける人達の心情が分からないのです。 在日朝鮮人・在日中国人 に国籍を与える事なく冷遇し、‟アイヌ民族” は 日本に同化した人達だから「差別の対象ではない」と、高を括っている様に聞こえます。 麴町で活動していると、‟北海道” の状況が 見えないのでしょうか? おそらく、‟不都合な真実” を無視していたのでしょう! ‟旧土人保護法” が廃止され、‟アイヌ文化振興法” が出来たのは 1997年ですから、‟中曾根発言” は 適切でないばかりか ‟矛盾” しています。 アイヌ人を「土人」と表現する愚策が、少数民族を差別する土壌になった事は 明白です!(‟琉球民族” にしても同じ) 

我が町は、‟在日朝鮮人”・‟在日中国人”・それに ‟先住民族アイヌ” が、共存しています。 中国人・朝鮮人 の子供は、外国人として虐められるのを目撃しました。 アイヌ人に対し、‟土人” と罵り 蔑むのを目撃しました。 私は、そんな暴言を吐く仲間を 軽蔑していました。 いや、自分の心でも差別はあったので、同罪かも知れません。 「国籍を与えた」「保護している」そんな ‟押し付け” は、差別を増長する ‟根源” です!  

‟白人至上主義” を掲げた「前アメリカ大統領・トランプ」は、民族の分断を 煽ったと思います。 黒人差別・エスパニック差別・アジア差別、以前は  ‟インディアン”・‟イヌイット”(エスキモー)問題もありました。 ‟民主主義” のお手本である「アメリカ合衆国」は、建国以来 人種差別の ‟伏魔殿” と言えば過言でしょうか? 移住政策で栄えた国としては、矛盾だらけの ‟近代史” です!

図らずも ‟新型コロナウイルス” の影響で、‟差別” は 伝染・増長すると危惧しています。 日本でも、‟ヘイトクライム”(憎悪犯罪)に発展しない様 祈るだけです。

ダッコちゃん人形」の話が、‟差別問題” に 飛躍しました! ご勘弁ください。