桜疑惑 日本語で説明できない安倍首相
自ら調査して、資料を提出せよ
志位委員長が会見
会見の要旨は次の通りです。(2月7日しんぶん赤旗)
桜疑惑の到達点について、国会内で記者会見(2/6)を行った志位委員長は、「安倍首相はあらゆる問題につい日本語で説明出来なくなっている状態です」と指摘しました。そのうえで「税金を使い、国税を私物化する総理に、内政・外交の基本問題を論じる資格があるのかという大問題となっている」と語りました。
安倍事務所が参加者を「幅広く“募った”けれど募集はしていない」などと安倍首相が語ったことを指摘しました。安倍首相は“安倍事務所として推薦したが、最終的なとりまとめは内閣府、内閣官房であるため、公職選挙法違反にはあたらない”と言い訳してきましたが、5日の予算委員会で、「安倍事務所からの推薦で、内閣府、内閣官房が断った人が一人でもいるか。そういう通知が安倍事務所にいったのか」とただすと、「安倍事務所に連絡がない」と答弁しています。このことに触れた志位氏は、「結局、安倍事務所が推薦したものが全部フリーパスで招待されたということを認めました。血税を使った買収疑惑がいよいよ深刻になっています。」と語りました。
また桜を見る会前夜の夕食会を巡る問題では、“一人ひとりの参加者が参加者の主体”という答弁に対する野党の追及に、安倍事務所とホテル側とで「“合意”はしたけれど“契約”はしていない」などと答弁したことについて、合意=契約であり、とうてい成り立たない」と批判。
公文書管理の問題では、「開示の対象とされていることと、開示されることとは違う」と答弁したとして、「これも日本語として成り立たない答弁になっている」とのべました。
そのうえで、「安倍首相は公職選挙法違反、政治資金規正法違反にあたらないと言いつづけて来たが、その根拠が総崩れになっています。と指摘。それでもやましいことがないというなら、自からに徹底に調査して、野党が求める資料を国会に提示し、報告すべき出だ」と語りました。