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先週日曜日、たくさんの善意に支えられ、
宮城県岩沼市避難所の、第一回の炊き出しボランティアを無事に終える事が出来ました。
本当に本当にありがとうございました。
館内アナウンスが流れ、被災者の皆様は、疲れて無口、あまり表情もなく、朝食に並んできます。
挨拶をかけるのもご迷惑かも?と引けてしまう部分もありました。
しばらくして、一人のおばあちゃんが樽醤油で煮込んだチャーシューを「お肉が軟らかくておいしかったぁ~、元気でたぁ~」。
そばにいたおじいちゃんが拳握って「頑張ります!」と笑顔。
「こんなのを食べていないから!肉が大きくやわらかった。味がしみていて煮物がおいしい」。
エサンテ海苔サラダも大ウケでした。
もちろんレタスをeSpringの紫外線ランプを通した浄水で洗いました。
生野菜は衛生上難しく、食べることが無かったそうです。
プラスチックのジュースを入れる大きめのカップに盛りましたら
「アイスクリームみたいだぁ~」と喜んで下さったそうです。
一つの使い捨てプラスチックの器に、一緒くたに盛りつけられた食事を、
40日以上食べ続けているのは、殺伐とした避難所生活をより悲しくさせていた事でしょう。
ひどい時は、ふりかけのおにぎりだけ、ということもあるそうです。
やっぱりクインクックで手作りの家庭料理をお届け出来て良かったと、込み上げるものがありました。
炊き出し後に、ミニライブをしました。
アフリカ楽器奏者の小鉄くんのリズムカルな太鼓の演奏から始り、
子ども達は太鼓を一緒に叩き出し、
私からリクエストした『北国の春』と、
久我さんがリクエストした『ふるさと』を、si-noちゃんが歌い出すと、
被災所の皆様と合唱に。
大きく口を開け歌って下さいました。
これでも片付いたと説明された一面の瓦礫となんとも言えない磯の匂いの泥の中で、
桜や山吹が迷わずに満開の北国の春。
農家の方がほとんどの地域、故郷で農業をやり直せる見通しはありません。
津波は自宅を流し、家庭料理を奪っています。
炊き出し後に、ボランティアスタッフと集まりアフター、
「また炊き出しをさせて下さい!」とボランティアの皆さんから言って頂け、
感無量でした。
また来月もなんとか行きたいと考えています。
東京ボランティア隊の皆様、
たくさんの募金をして下さった皆様、
各方面からのお野菜や海苔やいろいろの食材のご寄付。
お料理を教えに3年半、毎月通った仙台で出来たかけがえの無い友情。
mixiコミュ『岩沼』への書き込みに気付いて下さり、
後方支援を申し出いただいたママゴン@岩沼復興!さんのボランティアチーム。
本当に本当にありがとうございました。
避難所に何度も足を運んで、
被災者の皆様に喜ばれるためのリサーチと根回しを、
根気良くした久美子(きっこ)さんのお陰様で、
喜ばれるメニューを選ぶことができました。
久美子さん自身が、岩沼市民で被災され、
この避難所でお世話になっているために、
この避難所にこだわって下さいました。
当日、たくさんのボランティアの皆様のご協力、
避難所ボランティアとして炊き出しのリーダー等をしているコバヤシさん、
応援で愛媛県から来ている愛媛県職員の皆様のご協力で、
速やかに温かい家庭料理をご提供で来ました。
まだたくさん有りすぎて報告を出来ませんが、
おいおい書かせて頂きます。
この避難所の食事もまだ1日2食です。
勇気と行動力とアイデア…何より愛情溢れる手料理に感謝です
炊き出しをさせて頂き、私もボランティアのみんなも救われました。何もできないでいる苦痛から少し離れられました。人を信じる事を思い出せたと言ってくれた宮城県の方がいました。