インバウンド・マーケティングの続きです。
(16)第十五章 コミットメント、忍耐、さらなる学習
・効果は最初は非常にゆっくりと現れ、ある点に達するまでそれが蓄積的に持続する。
例えば、ブログを書き始めたばかりであれぱ、まだ多くのメリットは得られない。
しかし、プログを書き、同時にツイッターで多くのフォロワーを獲得できたら、ツイッターのコミュニティを通じてプログ記事を伝播させ、書くすべてのブログ記事からメリットを得ることが可能になるだろう。1+1が3になるイメージだ。長い道のりの上では、諦めたくなるような状況に陥ることもあるはずだ。しかし、諦めない者だけが事をなすことができる。
(17)第十六章 なぜ、「今」なのか
・P&G、バドワイザー、マクドナルドといった企業が、アウトバウンド・マーケティングを使って巨額の広告予算を消費者との関係構築へ転換させることに巧みな巨大広告代理店とともに巨獣のような巨大企業へと成長した。
・このアウトバウンド・マーケティング革命は50年以上続き、今日において勢いを衰えさせている。なぜなら、今日の消費者ばアウトバウンド・マーケティングの強制介入をブロックすることに長じてきており、さらには、インターネットを使って学習したり、ショッピングしたりするようになってきたからだ。
・消費構造の地殻変動は、新しいタイプの広告代理店の登場とともに、これまでになかった新しい巨大企業を誕生さぜている。これからの企業とPR・広告代理店は、インバウンド・マーケティングの新しいルールを学び、創造力、コンテンツ、そして対話を、優良顧客へと転換させねばならない。
・95年時点でのフォーチュン500企業のうち、半分の250社しか09年時点に残っていない。産業構造の再構築ばすでに始まっているのだ。
アマゾン、Eベイ、グーグルといった新しい企業がフォーチュン500企業の仲間入りをし、トイザラス、エース・ハードウエア、ポラロイドといった過去の猛者が姿を消している。
・この地殻変動におけるもう一つの興味深い特徴として、新たな時代では唯一人の勝者と、その他大勢の「負け犬」しか存在できないということが挙げられる。
〇ネットオークションの世界ではEペイがナンバーワンだ。ナンパーツーは誰だ?
〇グーグルのサーチ市場のマーケットシェアは70%を超えている。
〇ザッポスはネット靴販売市場でナンバーワンだ。ナンパーツーは誰だ?
〇アマゾンは、ネット書籍販売でナンバーワンだ。ナンパーツーは誰だ?
〇セールフォース・ドッドコムはCRM市場を圧倒している。ナンパーツーは誰だ?
・あなたの手中にはすでに、「必勝の書」があるのだから、アクションを開始しない理由はない。
いまから、今日から、この瞬間からはじめて欲しい。インバウンド・マーケティングは、間違いなく我々のビジネスを変えたのである。
お疲れ様でした~以上で終了です。
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