父が死にました。
前日までとても元気だったそうです。
実家を引き払いそれまで暮らしたこともない遠い地に連れていかれ、入所していた施設で。
朝6時に施設の職員さんが声をかけて回る時は、直ぐに電気をつけたりごそごそ動き出す父だったのですがその日は応答が無く、職員さんが発見した時は既に心肺停止の状態だったと。
そこから職員さんによる人工呼吸などを施されたけど戻らず、その30分後に救急車が到着。
父は病院へ運ばれました。
私が住む場所からは当然の事ながら直ぐに飛んで行ける場所てはない。
その後の妹からの電話では、心拍が再開して人工呼吸器を付けていると。
普通、、、といって良いのか言葉は適正に選べませんが、少なくとも30分以上心肺停止の状態では蘇生はかなり難しいのですよ。
しかも御歳90。
若い人でも難しい状況の中、父は蘇生。
一時は弱いながらも自発呼吸ができるまでになっていたとか。
母も施設で誰に看取られることもなく、一人ひっそり旅立ったのだけど、父の執念ってか、悪足掻き?と言うのか、何でしょうね。
そして翌日の孫の誕生日を跨ぎ、夜中に静かに息を引き取ったそうです。
母はわりと時間にはルーズだったけど、父は時間にはきっちりしていた。
「いつ死んだか分からんとか言われとうないわっ!俺は◯月◯日の何時なん十分に死んだってはっきりさせたいねん!」とでも言いたげな。
送られてきた父の死に顔はとても穏やかでした。
丁度3週間前に母の納骨を終えたばかり。
これでガクッと来なければ良いんだけどね、、、
なんて甥っ子と話していたら、まるで母が
「あたしをこんなとこに一人にせんと、あんたも早うおいでーな!」と言っている様な。
なんだかなぁ、、、
どうにも言葉にならない感情があります。
葬儀の件で娘を傷つけた妹の言葉。
これはまた次回書きます。