元旦の午後、大先輩である船戸議員が逝去ではないかという一報が届いた。その事実確認を会派の責任者として急いだ。1時間後に逝去が現実だということが判明。私は、先月20日頃に電話で種々の連絡をする中、新年からは元気な顔を見せるという会話を交わしたのに余りにも突然で言葉も出なかった。
船戸議員との付き合いは実に長い。私が議員になる以前からである。確か私が学生時代に、父や祖父の仕事の関係で、我が家で船戸さんの個人演説会を開催したことがあった。つまり私が投票権を得て最初に投票した市会議員が「船戸清」なのである。当然当時は自分が議員になるなんて想像もしていなかった訳で、縁あって自分が議員になり同じ会派に所属した時は何とも不思議な縁を感じた。
言いにくいことも結構言わせてもらったし、議会活動でも様々なことを教授していただいた。
「若い者が頑張らないかん」と言いながらも自分が最後は纏めるという気概は亡くなる直前まであったが、登庁最後の日に「健康は金や地位には代えがたい」というため息交じりの言葉がやけに印象に残っている。
19日に「お別れ会」が開催されるが、船戸さんの足跡はわずかな時間だけでは語りつくせない。しかし今はただただ衷心より哀悼を捧げます。
ありがとうございました。・・・合掌・・・・