お早うございます、信です。
季節は立冬の次候、第五十六候 地始凍(ち はじめて こおる)です。
前回、奥裾花渓谷の紅葉を書いてから、約4週間ぶりの記事です。
何とか無事に家に帰れて、ボチボチとブログも復活していきたいと思います。
10月18日に手術入院をして、更新も無く4~5日したらアクセスカウンターも一桁くらいになって
忘れられてしまうんだろうなと思ってましたが、毎日のように更新もされない、このブログをアクセス頂いて
むしろ毎日更新していた頃より、訪問IP数が増えて毎日それが楽しみで励みになりました。
まだ新しいネタを撮りに行くには、まったく覚束ない体ですが、ボチボチと近況など書いていきたいと思います。
病院の西側の窓から見えた富士山です(10/31)
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今回の一連のがん治療を振り返ってみたいと思います。
お付き合いください。
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遡って今年5月の定期健康診断で、X線撮影(バリウム)による食道の異状が認められて、精密検査で内視鏡(胃カメラ)で悪性腫瘍と認められ
県立がんセンターに紹介状を書いて頂いて、最初の初診外来に行ったのは7月24日でした。
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その日から矢継ぎ早にCTスキャン(造影)、再度の内視鏡(胃カメラ)検査、心肺機能検査、下部内視鏡(大腸カメラ)検査、MRI(造影)検査等々を行い徹底的に調べられました。
その結果を元に主治医によって治療方針が決められ、大まかに①抗がん剤投与(3スパン)、その後に②腫瘍箇所の摘出手術という大方針が出されました。
そして8月に入り、お盆過ぎに1回目の入院で抗がん剤投与のDCF療法が始まりました。
詳しくはこの大阪国際がんセンターの資料が分かり易いので参考にしてください。
こちらは病院の北側の夜明けの様子
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薬の副作用がキツくて何度か逃げ出したくなりましたが、何とか10日間の入院投与期間が終わり8月末に自宅に戻りました。
髪の毛もすっかり抜けて、見るも無残な爺さん姿になりました。
自宅に戻って副作用で口内炎が酷くなり、まったく食べることが出来なくなったこともありました。
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2週間の休養が終わって、9月に入って2回目の抗がん剤投与入院です。
今度は若干、薬の量を減らして投与され、1回目とはまったく違って、穏やかで非常に楽な入院生活になりました。
1回目の投与後、内視鏡(胃カメラ)で腫瘍が小さく縮退・縮小したことも大きな要因だと思います。
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そして9月18日に退院し、家に戻っての休養生活となりました。
10月に入ってすぐ3回目の抗がん剤投与予定だったのですが、9月28日に38℃を超える発熱があり、市販のコロナ抗原検査を行ったところ何と「陽性」判明し
3回目の入院は直前で中止となりました。
11月7日の富士山です
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10月11日コロナが治まってから、主治医の外来検診に出向き、抗がん剤治療は打ち切り、18日から手術入院するよう指示されました。
既に抗がん剤治療の効果は十分出ており、腫瘍箇所と周辺リンパ節を摘出する手術を優先すべきという判断をして頂きました。
11月7日朝の北側。日光男体山、日光白根山、赤城山が綺麗に見えました
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かくして10月18日に入院して、22日に手術を行いました。
AM 9:00に手術室に入り、終わったのはPM21:30で、約11時間30分という長い手術でした。
(新東京病院「食道がん手術」の抜粋)
赤い波線の部分を切除して、胃を管状にして持ち上げ、そのまま元の食道の残部に縫合するという手術です。
11月7日の夕方です
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今は食事のリハビリを一生懸命行っています。
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また元気に山へ出れれば良いなと思っていますが
どこまで元の生活に戻れるのか
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いずれにしても慌てず、マイペースで一歩一歩前に進んでいきます。
ブログも完全復活までにはやや時間がかかるかも知れませんが、時々覗いてやって下さい。
それでは皆様、ご機嫌よう。
ブログを読ませていただいて
長く厳しい闘病生活だったのがよくわかりました。
病院から見える富士山や日光の山並みが
励みになったのではないでしょうか。
本調子まではまだ時間がかかると思いますが
焦らずゆっくりとリハビリをなさってくださいね。
また山でお会いするのを楽しみにしています。
決して焦ること無く術後の回復に努めて下さい
はやく良くなるといいですね
大変な手術だったようですが、無事に退院されて何よりでした。
これからはリハビリに専念されて体力回復に努めてくださいね。
元の生活に戻れるまでは少し時間はかかると思いますが、
焦らずゆっくりと完全復活を目指してくださいね。
綺麗な夕焼けですね。
時々は近くの風景など、ブログの更新をしてくださいね。
また完全復活されて、信さんの山の風景を拝見できるのを楽しみにしています。
記事を拝見して、たいへんな、治療、手術だったということを強く認識しました。図も交えて、様子がよくわかり、とても参考になりました。
復活おめでとうございます。無理なさらずに回復にお努めください。
>むしろ毎日更新していた頃より、訪問IP数が増えて毎日それが楽しみで~
そりゃそうだわ。私なんか毎日、なんどもチェックしてましたから(笑)。ただ、私が新しい記事をアップすると信さんのIP足跡が残っていましたから、「ああ、スマホは覗けるんだ」と了解はできましたが。
手術は腫瘍箇所だけを切除するもんだと考えていましたが、ところがどっこい食道全部の摘出でしかも胃を伸ばして縫合!こりゃあ大手術ですね。11時間かかってもおかしくない。おそらく全摘出の方が再発せず安全なのでしょう。確実策をとったと考えましょう。これからは体が新しい循環臓器環境に自己順応していくのを待つことですね。
私の18年前の心臓バイパスも、新しい血管に慣れるまで1年間は心臓に違和感が残りましたよ。(今は何もありませんがW)
>どこまで元の生活に戻れるのか~
焦ってはだめですよ。焦るとメンタルに来ます。もうサンデー毎日、毎日面白いテレビみて(あまり無いですが)ネットみて、外に出て少しだけ散歩。望む復活は、お任せ、ぐらいに考えてたほうがいいですよ(私ならそうします)ご自愛を。
>ご復活!おめでとうございます。... への返信
お早うございます。そして有難うございます。
体の外側は今まで通りですが、内側ががらりと変わってしまって
今は慣れるのに精いっぱいです。
退院した翌日、いきなり高熱になって緊急外来で診てもらったところ
右肺に肺炎が出来ており、抗生物質を処方されました。
やはり慣れない食生活で、誤嚥をおこしてしまったようです。
まだまだ試運転中ですが、ボチボチとリハビリを重ねていきたいと思います。
>“復活”おめでとうございます... への返信
お早うございます。有難うございます。
退院するとやっぱり気持ちが大きくなって、煩い看護師の監視もなく
食事もついマイペースになってしまい勝ちです。
それみたことか、とばかり肺炎で高熱を発してしまいました。
焦らず、ゆっくり確実に、この体に慣れて体力回復を図りたいと思います。
>退院おめでとうございます。... への返信
お早うございます。有難うございます。
何とか退院出来ました。
まだまだ食事すらまともに出来ない体で、腸ろうから毎日400㏄の栄養剤を
直接摂取しています。
これが4時間かかるので、外出もままなりません。
1ヶ月くらいは、こんな状態だと思います。
本当に家の近くでの撮影くらいですが、せいぜい楽しみたいと思います。
いつも有難うございます。
小生も直腸癌、膀胱癌になりましたが
山歩きをしています。
今は80歳もなり里山しか行けないですが
頑張っていますよ。
日光あたりを通過していた時に 埼玉は近いなあと思っていたところ病室の窓から日光連山が眺められるのですね
タカヤンさんご夫妻との東北紅葉旅の道中
話の話題は ワールシリーズと信さんとはりさんのことが多々出て来ました。
ブログで知り得た皆々様とこうして永くつながっていられること 本当にいい出会いをさせていただきました。
まだまだ無理は禁物ですね ゆっくり里山を歩くようなスピードで時には風の吹く峠でベンチで休憩したり小川のせせらぎを聞いたり小鳥のさえずりで癒されたりと療養ください。