それはもちろん、“カブトムシ”と“クワガタ”です(^^)
虫好きだった私はもちろんのこと、虫嫌いの弟まで夢中になっていた頃がありました。たぶん小学校1年生くらいの頃でしょうか??
当時私は都心から離れた郊外の団地に住んでいまして、草木はあっても山や森ではなく、人工的に作られた自然しかない中に住んでいたわけです。
なのでバッタやセミはいても、カブトムシやクワガタなんて、スーパーやペットショップにでも行かなければ見ることも叶いませんでした。
ある日友人の家で実物を見てからはど-しても欲しくて欲しくて、となると親にオネダリ作戦です!
うちは裕福でもなければ特別貧乏というわけでもなかったのですが、栄養士の資格を持つ母は、市販のお菓子は一切買ってくれませんでした。その代わり母親が作る手作りお菓子(これがクッキー、プリン、ケーキからアイスクリームまで何でも作ってくれたんですね-)と、あとなぜか煮干し(・・?)がおやつでした。まぁおかげで骨だけは丈夫に育ちました。
おもちゃを買ってもらうにも日頃お手伝いをしてポイントを溜めるなければいけないというポイント制が導入されており、買えるものはそのポイントに応じて、という具合。
今考えると、カブトムシやクワガタなんてそんなに高くないと思うんですが、どんなにねだっても、ポイントを溜めても絶対に買ってくれませんでした。
たぶん虫が嫌いだったからでしょう。。
オネダリ作戦も終盤、今年はもういくらねだっても無理だなぁなんて子供心に諦めにも似た感情が生まれてきた、夏真っ盛りのある日、ベランダで洗濯物を干していた母親が突然、
「バタ子、N継(弟)、ちょっとこっち来なさい!すごいものがいるわよ!!」
と叫びだしたんです。
夏休みだったのかな?その日は珍しく部屋で2人で遊んでいたのですが(団地なのでいつもはあちこちの友達の家に行っていることが多かった)、その言葉に弟は「なになに~??(●^o^●)」とすっとんでいき、私は半分だるさを感じながらノロノロとベランダにいる母のもとへ。
母親は4Fのベランダからまっすぐ空中を指差し、
「ほら、あそこにカブトムシが飛んでるわよ!!もしアレがうちに入ってきたら飼ってもいいわよ!(^^)v」と。
(・・?)
本当だ~(≧▼≦)
そこには何か黒い昆虫がちょうどうちのある4Fと平行線上に直径10Mくらいでしょうか、そのくらいの大きな円を描きながらグルグルと飛んでいるのが見えました。
虫嫌いの母が冗談半分で言った「もしうちに入ってきたら~」の言葉でにすでに頭がいっぱいで、
と~にかくうちにあの黒い昆虫を招き入れなければ!
と子供なりに考えまして、すべての窓を全開にして親子3人窓辺に並んで
「こっちにこ~い!」
なんて叫んだりしてたんですね。
しかし今思えば確率的に言っても、うちの団地の棟だけでも20世帯、向かいの棟もあわせるとその倍、窓は1軒につき3つなので更に×3、この数で、しかも人間が3人もいてでっかい声出してる家に、普通ならど~考えてもくるはずはないんです(´`)
と、こ、ろ、が、
その黒い昆虫は言葉が通じたかのように、突然こちらに向きを変えてまっすぐ飛んできたんです(*^□^*)
すごい奇跡!!
しかも近づくにつれ、かなりの大物♪と見受けられました。
それは、私たち親子の頭上をかすめ、見事我が家へ\(^O^)/Wellcome!!
そして喜びと期待に興奮して振り返ると、
そこには着地したばかりのツヤツヤに黒光りする昆虫が1匹。
そして、次の瞬間シャカシャカと冷蔵庫の下に隠れようとしているそれは、
特大のゴキブリでした(οдО;)
ゴキブリは言いました。
「ケッ、間抜けな人間どもめ( ̄` ̄)キヒヒ…。」
と。。
他にも動物・生き物ネタ書いています。よかったら読んでいってください
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