最近の知り合いのつぶやきで、
こちら××警察署ですが、△△○○君のお母さんですか?
という電話がかかってきて、息子が事故にあったのかととてもびっくりした
というカキコがありました。
結局、彼女の息子が道に落ちていたキーケースを拾ったので交番に届けたためと判明。
心底ホッとしたという内容でした。
この話を聞いて、自分も子供の頃落とし物をよく交番に届けた時のことを思い出しました。
初めて10円かなにかを拾ったのは小学校1年生位だったでしょうか。
仲のよかった5人の友人達と遊んでいる時に、道に落ちているお金を拾ったわけですが、
“落とし物を拾ったら交番に届けましょう!”
という模範的な先生の教えに忠実に従い、子供の足では多少遠い交番まで皆で届けに行ったわけです。
おまわりさんは、それはもう褒めちぎりで、一緒に行った子供達全員の家に電話をして、
“○○ちゃん(△△くん)が拾ったお金を交番まで届けてくれましたお家に帰ったら褒めてあげてください”
とそれぞれの親に連絡してくれました。
この瞬間の誇らしかったこと
翌日、学校のクラスでは、私たちが交番にお金を届けた話でもちきりになりました。
私たち5人は先生にも褒められ、それぞれクラスメイトに囲まれ、小さな胸を少し張って羨望の眼差しに酔いしれ、ちょっとした勇者の気分でした。
その後しばらく皆が道に何か落ちてないか、落ちてたら交番に届けようと、登下校中目を皿にして帰ったことを覚えています。
それから少しして、そんなことはすっかり忘れて砂場で穴を掘っていると、硬貨が数枚出てきました。
1円玉とか10円玉とかが3~4枚です。
今思うと、誰かが隠したつもりのお小遣いか何かでしょう。
その瞬間、勇者の美酒に酔い痴れたあの瞬間を思い出しました。
一緒にいた弟と幼なじみと相談して、拾った硬貨数枚を毎日1枚ずつ交番に届けることにしました。
最初の1枚目、おまわりさんは、前回と同じようにとても褒めてくれて、各家に電話をしてくれました。
次の日、同じおまわりさんが、また同じところで拾ったの? と少々疑わしげに、やはり褒めてくれて家に電話をしてくれました。
3日目、さすがに同じおまわりさん全部で何枚ひろったの?と聞いてきました
そして親が呼び出され親に何かを話していました。
でも私たちには最後まで笑顔で褒めてくれました
今考えると、最初の5人の時といい、おまわりさん、電話代の方が何倍もかかってるし
そして毎日小分けに1円玉とか10円玉とか持ってくるやっかいな子供に対しても嫌な顔せずに笑顔で対応してくれたおまわりさんにちょっと尊敬します。
ちなみに、最後に交番にお金を持っていった日に、電話1回が最低10円かかることを知り少しショックでした
うちの母は今だにあの当時のことをたまに思い出しては、“毎日毎日、お宅のお子さんが1円拾って届けてくれました。だの10円届けてくれましただの、本当に恥ずかしかったわよ”と言いますw
それともう1つ、書き出しで紹介した友人のつぶやきで初めて気がついたことが1つ。
きっとうちの親も、当時おまわりさんから連絡がある度に心臓が飛び出しそうになるくらい心配していたのだろうとこの歳になって初めて親の気持ちに気がついたのでした
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