晴れ時々大雨~カメレオン日記~

人生晴れの日もあれば豪雨の日もあったり(^^)他人の不幸は蜜の味?!読んで笑って☆バタ子のトラブルドタバタ日記☆暇潰しに

緑の館の罠

2011年12月12日 | 生き物いろいろ


気管支炎から肺炎でブログの更新も滞っておりましたバタ子です

おかげさまでだいぶ元気になりました


今回のお話は私の家のお話です。

子供の頃、うちの家族は団地に住んでいたのですが、近所にツタで覆われた喫茶店がありまして。
お店の中もとてもアンティークな雰囲気で、父親にたまに連れてってもらうと、お店の中の時間そのものがゆっくりと流れているような、子供心にも、お店自体がどこか幻の中に存在しているような素敵な喫茶店でした。

父親は設計士でしたが、このお店がいたくお気に入りで、自分の家(現在の家)を設計し引っ越した際に、このお店のように家を緑で覆うことを夢見ていました。

なので引っ越してすぐに家の周りにアイビーというツタの苗をたくさん植えて、緑の館になる日を夢見てせっせと手入れをしておりました。

うちは鉄筋コンクリートの打ちっぱなしの外装だったので、何十本と植えられたアイビーたちは、コンクリートの穴や隙間に根を伸ばし、すくすくと育ちました。
とはいえ家全体を覆うまでは中々長い道のりです。

5年、6年とたち、まだまだ
8年、9年とたち、1階部分が
10数年がたった頃、ようやく家の半分ほどがツタで覆われ、2階部分にも届くようになりました。

ここまで来ると、縦横無尽に伸びたツタの枝葉勢いはすごいもので、残り半分はあと数年かからないのではないかという勢いでした

ただ、憧れの緑の館には、ある罠があったのです

うちは普通の民家なので当然洗濯物や布団を干します。
すると地上から伸びたツタの葉や枝に潜む虫たちが大量に布団につきました
アイビーは基本的にそんなに虫が食う植物ではないはずなんですが、小さい小バエみたいのからクモやよくわからないケムシみたいのまでとにかくジャングルで生活してんのかよってぐらい

当時うちにはニワトリもたくさんいましたが、卵を狙って青大将という毒のないヘビもよく出没しておりました。

余談ですが、ヘビって自分の頭より大きな卵を丸呑みした後木の上に登って飛び降りて、その衝撃でお腹の中の卵を割るんですよね

まぁそんなベビくんたちですが、実はうちの家半分を覆うツタの中を住みかにしてることが判明しかも増殖
ツタの中をスルスルと移動するヘビを目撃(←全身鳥肌もんの怖さ)した母の手により、父の夢だった緑の館は目的半ばで容赦なく、本当にびっくりする位全く容赦なくw、全て刈り取られ灰になりました

そしてツタをはぎ取られた家の壁には、コンクリートの隙間にがっちり忍ばせた頑丈なツタの根が何年も汚らしく残りました


男の人は夢の中に生き、女の人は現実の中に生きるいい例だと、当時大学生だった私は思いました。

今思えば、あの喫茶店はきっと夢の中にこそ存在していて、20数年以上前の思い出の中で、今も営業していることでしょう

だって現実は・・・(笑)



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コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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Unknown (てけてけ)
2011-12-13 00:38:17
そんな夢見るばたこのおじちゃんはいつまでたっても夢をわすれない素敵なひとやんなーーー!よろしく伝えてちょ!
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Unknown (バタ)
2011-12-13 11:14:18
素敵なんだろうか(笑) 
先週70歳になったけど相変わらずだよ~。
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これまた・・ (K子)
2011-12-16 21:16:24
おっそろしい話で・・
余談が非常に興味深いといいますか・・・自宅でいろんな事を経験したんだね(笑)
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なんか違ったらしいw (バタ子)
2011-12-17 02:35:57
》》K子 
なんかね、昔おばあちゃんの家で、家に住んでる家の守り神である青大将に、週に1回くらい天井裏にニワトリの普通の卵をお供え(?)してて、そうすると卵を飲み込んだヘビがたまに天井から落ちてきたらしく、それでそうやって卵を割るってうちの親戚皆思い込んでたんだけど、なんかこのブログを読んだ友達のお母さんから違うよ!ってご指摘があってさ
木に登るのは登って巻き付いて卵を割るからなんだってさ- 

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