お恥ずかしい話ですが、私は「椿」と「山茶花」の違いが分かりませんでした。
わが家にもそれぞれの木があるものの、咲く時期によってその違いが分かるだけで・・・。
園芸店でも、花の形も一重、八重、洋種などが出てきて花の形もさまざま。季節を問わず咲くため、区別がつかない。
それでは、少し整理してみよう。
『ツバキ』は・・・・
●日本原産のツバキには「ヤブツバキ」と「ユキツバキ」など数種がある。
→ 園芸品種として世界には2,000種があるとか。
→ 東北地方以南に分布する。
→ ユキツバキは、日本海側の山地に自生。(わが家の「オトメツバキ」は、ユキツバキ系とか・・・。)
→ 「ワビスケ」は、ヤブツバキと他種との交配種と推定される。
→ 学名は「カメリア・ジャポニカ」。
●葉の特徴から「艶葉木(つやはき)」、「厚葉木(あつはき)」、「寿葉木(つばき)」から転訛して「つばき」に・・・。
→ 「椿」は、国字で漢字ではない。「海石榴」「山茶」とも書く。
→ 確かに葉っぱは艶々している。実からツバキ油が採れるのもうなづける。
●花期は、10~6月と種類によって異なる。
→ 寒さに強く、主に11~4月に咲く。ヤブツバキは2~4月。ユキツバキは4~6月。
●花びらと雄しべが基部でくっついている。
→ ヤブツバキは浅いカップ形で咲く。
●散った花は、首からポトリと落ちる。
▲これは「ツバキ」。まだ蕾です。右は、今年の春に咲いた「オトメツバキ」。
『サザンカ』は・・・
●一般に「山茶花」と書きますが、この文字は本来はツバキの中国名だとか。
→ 別名「オキナワサザンカ」。暖地性ツバキの仲間。
→ 漢名は「茶梅」。
→ 学名を「カメリア・サザンカ」。
●山口県以南の山地に分布する。
→ 園芸品種には「タチカンツバキ」や八重咲きの「フジノミネ」などがある。
●葉っぱは先が尖ったタマゴ形。縁には鋭いギザギザがあり、葉柄が短く、上面には毛がある。
●花期は10~12月。
→ ツバキに比べ寒さに弱い。秋から冬に開花する。
●花びらは平らに開く。
●散るときは、花弁と雄しべはバラバラに落ちる。
▲「サザンカ」です。花びらが散らばっています。
これで、花が散ったものを見るまでに、区別がつくかなぁ。
近年、いろんな交配種が登場し、ますます区別が難しくなってきた。
色文字の箇所を見て比べることにしょう。
私も区別は難しいです。
仰るように最近は品種が沢山ありますものね~
和風の花と思っておりましたが
とてもゴージャスな感じの椿も見かける様になりました。
これからは、記事を参考にさせて頂きます。
どうも素人はこの方法でしか区別の方法はなさそうですね。
椿でもはらはら散るものがありますしね。
椿と山茶花では、花のつき方というか額?が違うらしいですけどね。
↓のムクロジ
先日、京都府立植物園に行ったとき、キレイな黄葉になっているのを見ました。
実が落ちるのは、まだまだ先でしょうね~。
ただ私は、頭からポロリと落ちるのは椿、花びらが落ちるのは山茶花だとだけ覚えています。(×_×)
乙女椿は、ユキツバキ系だったのですね。とても素敵ですね。家に以前あったのですが、発育が悪くて、夫が抜いてしまいました。(;_;)