奈良県の「巨樹・奇木」シリーズで、2月20日に紹介しました桜井市初瀬・與喜天満神社御旅所にある『樹齢300年・・・八重咲きの紅梅』・・・満開です。
撮影していると向い側の酒店のご主人が、この古木について説明してくれました。
『樹齢が300年と案内板に書かれていますが・・・本当はこの石柵が設けられたのが300年前なんです。
この御旅所が整地された年号が一つの石に彫られていて、それが300年前。
そのとき既に梅の木が柵をはみ出した状態で、柵が設けられているのです。
恐らくこの木は1000年くらいでは・・・と思っています。
長谷寺が1300年以上経っていますから・・・恐らく・・・・。
白梅の古木は、月ケ瀬梅林などにありますが、紅梅はなかなか大きくならず、この古木は恐らく日本一なのではないでしょうか?』
と教えて頂きました。
更に、柵内に招き入れられ・・・太い幹の下に案内され・・・・。
『太い幹の樹皮から赤い花芽が出ているのが、この木の特徴なんですよ。「歯花芽」というのです。
枝先の花と同じ大きさになるのですよ。あと3日もすれば・・・』
ということでした。
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樹齢300年以上・・・1000年とも言われていて・・・。
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花は淡い紅色で、中輪の八重咲きです。
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これが「歯花芽」です。樹皮の割れ目から花芽が出てきて・・・咲くのです。咲けばカメラマンが殺到するとか・・・。私も、来ることにしよう。
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歯花芽なんて初めて聞く言葉です。
樹皮から花が出るとは!
熱帯の植物を思い出します。
ドリアン、ジャックフルーツとかマンゴーは重いので、
幹に直接、実が結実する、花もそうでしょう。
重くなくても熱帯イチジクも幹に結実する。
でも、梅と熱帯イチジクでは似てもいないのに、
なぜでしょうね。
紅の色も濃く、見事です。
幹が空洞化して、中から子木が伸びているというのも珍しいですね。すごい生命力、圧倒されます。
1000年もの古木、樹皮の割れ目から花芽が出てくる歯花芽・・・・珍しい紅梅を見せて戴きました。のび太は、梅の木を殆ど見たことが有りませんが、我家のDoramiガイドによると津軽にも梅林があるとか・・・・機会を見て行ってきたいと思ってます。
この場所、覚えがあるような?
参道を進んで、左折する前に、右手にあるところ?
かなりの古木のようですね
古代中国では梅の見方がいくつかあるようでその一つが老木の花を見るというのがあるようです
まさにその通りという感じです
木を見て、花を見て、また木を見る。これですね