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蘇軾の「春夜」・漢詩
春宵一刻直千金
花有清香月有陰
歌管楼台声細細
鞦韆院落夜沈沈
春宵(しゅんしょう)一刻(いっこく)直(あたい)千金(せんきん)
花に清香(せいこう)有り 月に陰有り
歌管(かかん)楼台(ろうだい)声細細(さいさい)
鞦韆(しゅうせん)院落(いんらく)夜沈沈(ちんちん)
※ 鞦韆院落とは、ぶらんこが設置されている中庭のこと。
「鞦韆」はぶらんこ。「院落」は中庭。
※ 蘇 軾 (そしょく )は、 中国 北宋 の 政治家 、 文豪 、 書家 、 画家 。
<現代語訳>
春の夜は、ひとときでも千金の値があると思えるほどすばらしい
花は清らかに香り、月はおぼろにかすんでいる
歌声や楽器の音が鳴り響いていた楼閣も、今はかすかに聞こえるばかりで
ぶらんこのある中庭では、夜が静かにふけてゆく
こんな心に余裕のある生活を送りたいものです。
この書を書いている、ひと時でも、浸りたい・・・。
楷書、行書、草書・・・どれも難しいですね。
確かに、草書は文字を崩されると・・・それも王羲之、王献之、明人、小野道風・・・など、それぞれ文字が異なりますので・・・。
確かに、流れるように書く・・・そうなればよいのですが・・・難しいですね。
「五體字類」を手元において勉強しているのですが・・・。
草書は全く読めない、読むもんではなくて、感じるんだといわれましたがそれも?