てるてるぼうず

好きな事、興味のある事を気まぐれに綴っています。明日も晴れますように。

『ブロークバック・マウンテン』

2006年10月09日 | 映画
観たかった映画が、早々とDVD化されるという、映画館で観たくても、諸事情で、中々観れない人にとっては、嬉しい時代だ。
「ブロークバック・マウンテン」やっと、観れた。


始まりは、純粋な友情からだった・・・

数々の映画賞にノミネート&受賞という作品であるけれど。
なんとも自然に2人の感情が流れ込んでくるような。

主演の2人のカウボーイに、ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホールド。

2人の妻役に、アン・ハサウェイ、ミシェル・ウイリアムズ。


1963年、ワイオミング州のブロークバック・マウンテン。
20歳のイニス・デルマーと、ジャック・ツイストが、仕事を求めてきた場所で、夏の放牧シーズンの羊番として、出会う。

性格も対照的な2人だったが、仕事と生活を共にするうちに、いつしか、友情が芽生え、ある夜、肉体的にも結ばれてしまう。

仕事が終わって、山を降りた2人は、それぞれに別の土地で結婚し、家庭を持つが・・
ブロークバックで過ごした日々をお互いに忘れられず、ある日、再会する事になる。
それ以後、2人の逢瀬は、20年にわたって続いていく・・


山の夜、結ばれた後に、
「俺はゲイじゃない」「俺もだ」
「1回限りの事だからな」
とお互いに言い合う。

けど、男だから、女だから、そんなんじゃなかったのだと思う。

「あなただたったから」愛したんだろう。

求める気持ちは、下山して、別れたあとも続く。
お互いに家庭を持ち、子供も生まれ・・そんなある日。
1枚のハガキが、イニスの元に届く。
そして、2人は、数年ぶりで再会を果たす。

お互いを思う気持ちが抑えきれないように、物陰に隠れながら抱き合う二人を、イニスの妻のアルマが見てしまう。

イニスは、数年後に離婚する事になるが、その後も、2人は会う事をやめられない。

「こんなんじゃ足りない、もっと会いたい」
苦しすぎる気持ちをイニスにぶつけるジャック。

そんな2人に、終わりはあっけなくやってくる。
ある日、ジャックが39歳の若さで事故死した事を、イニスは告げられる・・


「名前は?」
「イニス」
「下の名前は無いのかよ」
「デル・マー」
「よろしく、イニス・デルマー」

抜けるように美しいブロークバックマウンテンの青い空。
出会ってしまった2人のカウボーイの切なくて、悲しい物語は、こんな言葉から始まる。

恋しくてたまらないのに、どうする事もできない思い。
妻も子供も大切だけど、それとはまた違う思い。
妻もまた、そんな夫に苦しい思いを抱く。

淡々と綴られる、20年間の2人の思いと、それを取り巻く家族が中心に描かれるのだけど、退屈だ、とか思わなかったなぁ(笑)









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