ボルゲーゼ美術館展を見た。イタリア・ローマ市北東部の広大なボルゲーゼ公園に位置するボルゲーゼ美術館。ラファエロや「最初の近代画家」ともいわれるカラヴァッジョを観た。宗教画が多く、つまらない。
そんな中で、ジュゼッペ・デ・リペーラと言う人が描いた絵を観た。「物乞い」と言う絵である。背景が暗く、光を浴びて闇の中に浮かび上がる。おどおどした眼で物乞いの帽子をこちらに向けている。私は立ち止った。現代も同じ状況である。
新大久保（コリアンタウン）に行った。先ず、腹ごしらえに、初めて「李太郎」と言う所へ入った。
キムチとカクテキと韓国の天麩羅（？）。それと、和布。おかわりは自由。
ビビンバ、これは美味しいし、量はたっぷり。私は半分だけで、腹いっぱい。
同じ店で、餡のホットクを食べた。
韓国広場に行った。豚足を買った。帰って煮よう。
女房が、一度に24ケ焼く事ができると、海外で購入したマフィンの型が、少し大きくて我が家のオーブンに入らない、「端っこ」のこの4ッ分が、なければ余裕で入るのに残念だと恨めしそうに眺めていた。
「そうだ、鉄工所では金属を簡単に截断するじゃない！」そう言って、私に近所に鉄工所はないか調べるよう命じた。パソコンで調べて電話をしたら「物を見てみましょう」と言った。
訪ねて行くと職人さんは、「あぁ、ここから切ればいいんだね」と、すぐに作業に取り掛かり、截断面に面取りをして無駄折りまで処理してくれた。
職人さんは「只で良いと言うのに・・・あーだ、こーだ」と話し合い、500円と言う破格の値段で折り合いが付いた。
翌日、早速、林檎のマフィンを焼いた。とっても美味しかった。
都民寄席に行った。
「七段目」は、可龍がやったが、歌舞伎を見てるようで楽しかった。「粗忽長屋」は、たい平がポンポンと軽快に駄洒落を飛ばしたし面白かった。長井好弘さんは、落語の歴史を分かりやすく話した。「ねずみ」を歌丸は、名人芸を堪能してくれた。
今夜は最高！帰りは寿司を食べた。
今回の記事は、ダスティン・ホフマンのインタビューや「PTSDを病む英国帰還兵たちの今」・雨宮処凛さんのエッセイ・「仏像はなぜ、時を越える？そのかたちと心」・のこぎり演奏家サキタハヂメさん・枝元なほみさんの料理とエッセイ（ヒヨコマメのペースト・・・大好き）・「ギャンブル依存症の女性を支援する日本初のリハビリ施設」etc.それと「自分を見つめ直すタイミングと勇気と元気をくれたお客さんに感謝の気持ちを伝えるお礼状」と、盛りだくさんの記事がある。
シドニーの義妹がコメントを送ってくれた。「私はビッグイシューを買い始めて３年半になります。くだらない芸能雑誌にお金を払うよりずっとましです。ちなみにこちらでは５ドルです。」
女房が、THE BIG ISSUE （ビッグイシュー）を買って、私に読ませた。一気に読んだ。広告が少ない事や、バックナンバーのジョニー・デップが多い事も興味を持った点である。一カ月二回、600円、読もう。
「ホームレスの仕事をつくり自立を応援する-------ビッグイシューは、ホームレスの人々に収入を得る機会を提供する事業として、1991年に英国ロンドンではじまりました。＜略＞
雑誌販売者は、現在ホームレスか、あるいは自分の住まいを持たない人々です。住まいを得ることは単にホームレスの状態から抜け出す第一歩に過ぎません。＜略＞」
「ビッグイシュー行動規範」
1.割り当てられた場所で販売します。
2.ビッグイシューのIDカードを提示して販売します。
3.ビッグイシューの販売者として働いている期間中、攻撃的または脅迫的な態度や言葉を使いません。
4.酒や薬物の影響を受けたまま、『ビッグイシュー』を売りません。
5.他の市民の邪魔や通行を妨害しません。このため、特に道路上では割り当て場所の周辺を随時移動し販売します。
6.街頭で生活費を稼ぐほかの人々と売り場について争いません。
7.ビッグイシューのIDカードをつけて『ビッグイシュー』の販売中に、金品などの無心をしません。
8.どのような状況であろうと、ビッグイシューとその販売者の信頼を落とすような行為はしません。
