私は失語症です(脳出血により失語症にかかり、克服したい)。

映画・美術館・料理・コンサート・短期旅行・一年に一度(?)海外旅行etc.種々雑多。

長野の善光寺と東山魁夷展と北斎展。

2012-09-26 12:46:28 | Weblog

 夜、23時頃、圏央道から関越道・上信越道・道の駅「小布施」まで、思い込んだら・・・いささか遠~~~~~~~~い。
 翌朝、道の駅「小布施」の朝市が始まっている。女房は、果物が安いと言って、しこたま買い込んだ。

 始めて、善光寺に行った。おばあちゃんが多い。

 女の地蔵?・・・ぬれ仏(延命地蔵尊)。「江戸の大火を出したといわれる八百屋お七の霊を慰めたものという伝承が伝えられているため、俗に『八百屋お七のぬれ仏』とも呼ばれている」。本当に、珍しい。

 六地蔵。おばあちゃんとおじいちゃん達に、若い説明の人が冗談を言って笑わせている。

 焼香。私も失語症と右手足が良くなりますように。

 願此香華雲 遍満十法界 無遍佛土中 無量香荘厳 具足菩薩道 成就如来香

 びんずる(賓頭廬)尊者。失語症と右手足が良くなりますように。女房は、うっとり(?)

 「牛にひかれて善光寺まいり」。一茶の俳句「春風や牛に引かれて善光寺」と「開帳に逢ふや雀も親子連」。私も、一句「善光寺、足が痛いは、湿布貼って」(季語?)、「善光寺、ああ夏の日に、足痛い」。

 蕎麦は香りもしないし、出汁も醤油をうすめただけなよう・・・。

 以前、福生市に住んでいた。あまり関係ないか!

 長野県信濃美術館「東山魁夷館」に行った。

 入ると、すぐに、「道」がある。東山魁夷「・・・道っていうものはやはり際限の無い道を誰でも歩いていって、途中で期限が切れるわけですけども・・・」
 私の偽りの人生、病気になって始めて思い知った。

 宮崎の田舎の風景を思い起こさせるし、なぜか涙が出てくる。

 挿絵は衝撃的であった。こんな絵もあった。

 

 千曲川を渡る。
「小諸なる古城のほとり」島崎藤村
「小諸なる古城のほとり 雲白く遊子悲しむ
 緑なすはこべは萌えず 若草も藉くによしなし
 しろがねの衾の岡辺  日に溶けて淡雪流る」

 小布施で、北斎館に行った。

 北斎「椿と鮭の切り身」・・・いいなあ!

 西瓜と和紙と包丁。

hokusaisuikazu 「あしたにむかって」
 すずきあき さん
http://vinca.doorblog.jp/archives/51473214.html

葛飾北斎80才の作品「西瓜図」は七夕行事「乞巧奠」に因んでいるという解に感心させられました。
 「乞巧奠」(きっこうでん)とは宮中の年中行事で、七夕の夜に行なわれます。平安時代から行なわれており「星祭」とも呼ばれます。
古の宮女たちは、縄に紅白の糸を掛け、その下に水を張った【角盥】つのだらいを置き星明りを写しました。その星明りで針に糸を通して吉凶を占なったそうです。
 また、水盤には「梶」(かじ)の葉を浮かべ、牽牛(彦星)と織女(織姫)の天の川での逢瀬を愛でました。織女三星(琴座)牽牛三星(鷲座)がその星です。梶の葉は、二人が逢瀬につかう船の「舵」(かじ)を洒落ました。梶の葉には、各々の願い事を書き五色の糸を通して吊るし、星に願いをとどけたそうです。
 乞巧奠の外郭を経て『西瓜図』を拝観すると。半切りされた西瓜の皮は漆黒に塗られています。西瓜は水分を多く含むことから「水瓜」とも呼ばれ、【角盥】つのだらいを見立てているのではないかという説です。西瓜に被せられた水気を帯びた和紙、どうして和紙か?という答えには「梶」の葉が考えられます。「梶」は和紙を作る原材料の「楮」(こうぞ)の類に属します。そこで北斎は和紙で「梶」の葉を見立てたようです。包丁は西瓜の上に置かれ、柄ははみ出しています。これは【角盥】つのだらいの角を表しているのかもしれません。よく見ると、包丁には三星が写りこんでいます。そうすると、上から吊るされた紅白の西瓜の皮は、星占いにつかう紅白の糸となるでしょう。北斎という画号は、日蓮宗の妙見(北斗七星)信仰に基づいており、本人も星や天体をたいへん信仰していたそうです。一見、風流な夏の静物画に見えますが、意味を持って拝見すると、謎解きのようで大変興味深い鑑賞が出来ます。
 『室礼』ではさまざまな「見立て」を飾ります。日本の洒落文化に微笑します。
 7月7日「視点・論点」の放送をまとめる

 木曽路名所一覧では、木曽路の他に、江戸・大宮・それに日野まで描いている。かなり、デフォルメしているが、事細かに描いている。

 北斎は、祭り屋台の絵まで描いている。

 小布施堂に行き、落雁を買ったし・・・

 桝一市村酒造場に行き、もち米純米酒「州」と純米酒「スクウェア・ワン」を買った。なかでも、「もちごめ」(糯米)が珍しいと思った。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パリに貧乏旅行(4/4)【オルセー美術館】。

2012-09-19 11:11:22 | Weblog

 旅行の最終日。

 北駅の地下鉄で乗る前、駐車禁止の車が切符を切られている。

 映画「プロメテウス」(PROMETHEUS)のポスターが地下鉄の壁に貼っている。女の人に、じっと見られていると気にかかる。

 女房はトイレに行った時、ここの女の人のおしりが「超」大きいね、おしりがスポッとはまると言った。

 北駅の地下鉄で、オルセー美術館に歩いて行った。すると国立博物館の前に来ると、鷲の頭の把手が私を睨んでいる。

 セーヌ川を挟んで、ルーブル美術館とオルセー美術館。パリの市民は、贅沢だなぁと思った。

 バッハの無伴奏チェロ組曲第1番をコントラバスで弾いている。オルセー美術館の真ん前で弾いているのは、何かあるのだろうか?

 オルセー美術館で、ごちゃごちゃしてゴッホの絵までたどり着くまで相当の時間がかかった。こういう点で旅行代理店のオプションを利用した方が良かったのかなぁ。

 ゴッホの絵は、孫が好きだ。構造と配置、それに色が絵の具の質感、力強く荒々しい。ルーブル美術館のモナリザやミロのビーナスと違って、ゆっくりと鑑賞した。
 
スペインのホアキン・ソロヤ(Joquin Soralla)という人の描いた絵は、漁師の生活に溶け込んで、その中に、光と影を描いている。オルセー美術館で、この絵を観ただけの価値があるし、感動の余韻に浸っていた。名もない画家(私が知らない)の絵がそんなに多いとは。

 あぁ、さっきのコントラバス弾きが、ここでコンサートをやる予定だと思った。コンサートは夜?聞きたいな。

 

 オルセー美術館の屋上に出た。セーヌ川が真下に見える。

 時計台の真裏。ここは人が多い。

ここは(控えの間?)、誰もいない。

 セーヌ川が渡る時、歩道の汚れが目立つ。

 

 セーヌ川の畔を散歩した。あと数時間経ったらパリにおさらば!

 ホテルに帰ってから、例のベトナム料理店に食事を摂った。バスで、オペラに行き、空港行きリムジンに乗った。
 パリに来て、本当に良かった、アジアのみならず文化が、良しきに付け悪しきに付け肌に感じた。ヨーロッパも旅行しよう。

 オペラからドゴール空港まで。

 ドゴール空港のトイレ、カラフル(おまけ)。

Au revoir !

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パリに貧乏旅行(3/4)【ルーブル美術館】。

2012-09-14 15:57:35 | Weblog

 朝食は、いつものように、コーヒーとクロワッサン・チーズ・ハム・ヨーグルト、それにシリアル。 

 自転車の絵が何台も描いてある。

 地下鉄でルーブル美術館に行った。

 憧れのルーブル美術館に行ったが、ここも人が多い。

 先生に連れられている小学生は活発な発言にビックリ。

 モナリザやミロのヴィーナスが見たが、感動は、しなかった。テレビやネットに詳しく見られているからのようだ。その代わり、名も知らない画家が、これでもかこれでもかと次々と見られている。コローやユエは、田舎の情景にホッとする。しかし、絵を見るだけに数週間かかるような、大きな美術館だ。

 午後、オペラのスタバで昼食を摂り、オペラの街を歩いた。オペラ座の前に、大きな像があるが、皆、笑っている、私も笑っている。オペラ座に行ったが、リハーサル中で劇場は中に入らなかったので、メインロビーを見た。ここは、あんまり人が多くないし、ゆっくり見られた。豪華絢爛、柱は、エンタシス(?)、床や天井は、バロック(?)。こんな所でオペラを見たい。

 ジャン・バティスト・カルポー「ダンス(La danse)」(複製)

 夕方、スーパーマーケットに行き、帽子を買った。フランスで始めて買った帽子。女房は、孫達の土産を買った。そこの、フードコートに行き、牡蠣を注文すると、魚屋さんは、女房の頬にキスをした。ちょっと、シルヴェスター・スタローンに似た人だ。女房は、嬉しそうな顔をした。

 

 ホテルに帰って、例のベトナム料理店に行った。もう一度、ベトナムに行こう。大分変ったかなあ!

Bonne nui

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パリに貧乏旅行(2/4)。

2012-09-09 16:58:57 | Weblog

 地下鉄とバスで、ベルサイユ宮殿に行った。パリで、ベルサイユ宮殿・・・う~~~ん・・・話のついでに、一つ行って見るかと・・・。
 ところが、バスで障害者の席に若い男の人が座り、年配の女の人は立ったまま、う~ん、どこの国でも、あぁいう人がいるのだ。
 閑話休題、ベルサイユ宮殿に行ったが、庭園とバロック建築の屋内も、だだっ広い。それに、人が多いし、世界中の人々が集まる。
 屋内は天井が高くて、特に、鏡の間には豪華絢爛。こんなにも権力が過度に集中に、フランスが革命を起こす訳だ。

ベルサイユのフィールド

  その次に、バスで、エッフェル塔に行った、優雅。おじさんやおばあさんに交じってパリジェンヌ(?)もいる。のんびりした。

 

 トイレは地下で階段しかないので困っていたら、やっと見つけたエレベータ。

 紫蘇の葉っぱのような木がある。木の名前は何だろうか?

 エッフェル塔の近くで、鴛鴦(おしどり)を見た。きっとセーヌ川を泳いで来たのだ「ここで一服しよう、一休み、一休み」。

 地下鉄に乗った。ダリの展覧会(?)。昼間は空いているが朝夕は混む、東京も同じ、あたりまえ

 エトワール凱旋門に行き、そのままシャンゼリゼ通りを散歩した。Brioche Dorēe という名のカフェに行った。トイレを探していると、二階にあると分かったが手摺りがないので困っていた。それを見たボーイさんが手を貸して、二階まで連れて行き、下りも手を貸してくれた。「Merci!」「Je vous en Prie(どういたしまして)」。

 ここの雀は近くに寄っても逃げない。


「パリの街」と書いてある。シャンゼリゼ通り

 明るい、もう20時を回っているのに。疲れた!帰りは、地下鉄を待っていると、アフリカ(?)の民族衣装を見にまとった女性がいたので「写真を撮らせていただませんか?」と身振り手振りにお願いすると「どうぞ」と言って、女性と女房と一緒に写真に収めた。

 ホテルに戻ると、バタンキュ~~~zzz

Bonne nuit

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

パリに貧乏旅行(1/4)。

2012-09-04 13:05:42 | Weblog

 ST(言語聴覚士:スピーチ・ セラピスト)から「宿題」をやるように言われている。この文はこの一環(一部)。提出は五月下旬、やっと、ブログをアップした。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 そもそも、旅というものは、日常から離れて雰囲気を肌で感じるものだと思う。私は海外出張やブライベート旅行に行く時、大抵、アジア方面に行く。これは、アジアの一昔前が好きだからといえる。ところが、女房が今度はパリに行こうといいだした時、私は「パリ・・・」いいなと思い同意した。
 風薫る五月と言うが、パリは日本の三月の気候だ。第一印象は、町は古い街と新しい街で渾然一体となって美しい。人々は、中近東・イスラム人や黒人が多い、国際都市だ。だた、足元は、やや穢い。

 ドゴール空港に着いたのは、夕方だったと言うよりも夜だ、19時、明るい。

 瓶の分別回収BOX。

 フランス国鉄 パリ北駅(Gare du Nord)。ホテルは近くでメトロポール(Metropol)。

 散歩で、日本で言えば、キヨスク(?)。

 翌朝のホテルの朝食は、クロワッサン。バターの香りがいい。チーズやヨーグルトもある。しかし、野菜がない。朝、私達が早いため(?)、メイドさんは着換える間もなくなった。ごめんなさいね。二日目には白いサッパリした服を着た。

 先ず、最初に行ったのは、ジヴェルニーの「モネの庭」。サン・ラザール駅からヴェルノンまで電車で行き・・・。

 ちょっと時間があったので、スタバに行って、ラテを飲んだ。

 トイレに行ったが小便器に蠅が止まっている、・・・よく見ると絵だ。ビックリ!

 駅の売店の女の人は、愛想がいい。

 電車は、自転車の専用スペースで自転車も乗せられている。

 そこからバスで20分位。広大な庭だ。庭は、一つの村だ。

 モネは、日本贔屓なので、柳や竹・睡蓮、それに藤。丁度、五月下旬、藤の花が満開。モネの絵の題材に浸かりながら、あぁ、ここに来て、よかったなぁと、つくづく思い直した。

 電車の待ち時間があったので、街をぶらーと歩いて見たら、まだ18時というのに、ほとんどの店が閉まっていた。辛うじてパン屋は開いていた。パート(?)の女の人が冗談(?)を言って笑わせた。古い家が多いし落ち着いた感じ。
 
オーランド首相のポスターが貼ってあって、原発は、どうするのかと思った。

 

  「その先に見晴らしの悪い交差点があることを知らせると共に、右側から出てくる車に対して道を譲ることを義務づける標識」とある。

 道路の真ん中に、テントウムシが書いてある???

 ホテルに帰り、真向かいの中国人(?)がやっている店で、ベトナム料理を食べた。女房は、ここに決めたと言って店の人に馴染む方がいいと言った。行き付けの店にしよう。

Bonne nuit

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする