関西は何事もなかったのですが、またまたいつもの大騒ぎの台風報道です。
東京などのあたふた大騒ぎの野次馬的報道を一日中見せられてはうんざりです。
”現地”でわざわざ合羽を着て必死な様子でレポーターが、そして傘を壊された人、吹き飛ばされそうな通行人、折れた樹、飛んだ看板、などなど・・・の画像を集めて・・・ 何のために、こんなことする必要あるのでしょうか? 困ってる人の様子を、面白おかしく野次馬根性で見せるため?
「できるだけひどい被害写真、おもしろい写真を撮ってこい!」ということだろうが、”やらせ”すれすれのが多く見られますね(~_~;)
そして、今年の新しい報道用語? 報道目標?もへん?
・「避難勧告・指示」 その対象世帯や人数がまるで被害程度を表す指数としてそればかり報道され、実際の人的被害(死者、行方不明)や家屋の倒壊、浸水、田畑の被害などは二の次。
避難勧告や指示は本来、しっかり状況を把握したうえで具体的に「いつまでにどこどこへ避難指示する」とか、「今は避難しない方が良い」とかであるべきですが、自治体によっては、実際の被害とは関係なく、「とにかく早めに出しておこう」とか責任逃れで通知をだす自治体もあるようだし、いい加減なものもありそうです。 名古屋のように100万人以上に避難勧告なんて全くふざけた話です。いったいいつどこへ避難しろと指示したのでしょうか? 実際に避難したのは対象者の1%にも満たない5000人程度だったという結果を見ても如何にずさんで、無責任な対応だったことは明らかです。そんな避難勧告の数字を鵜呑みして何の検証もせずに如何にも「大変だ!大被害だ!」と騒ぎ立てたマスコミのアホさ加減にもあきれます。
・ 東京の「帰宅困難者」報道も私なんかから見れば、「なにやってんの? アホみたい」
震災の時のように、突然の事故とは違って、今回は時間帯も被害の予測もあらかじめ分かっていたのに、何をいまさら・・・?と
台風が来ているのにわざわざ出かけて行ったのはまだしも、ますます事態が悪化しているときに無理に帰ろうとするなんて??
一番悪いのは企業、従業員を休ませず出勤させておきながら、予想より被害が大きくなりそうになっているのに「早く帰れ」とは逆。
交通機関の運行見通しも確認できないのに・・・
公共交通機関も無計画、無責任、安易に「運転見合わせ」をする事も分かっているのに・・・
・「せき止め湖」も流行語? いままでは「土砂ダム」「天然ダム」?
土砂ダムの危険の説明もあいまい。
「水位があと〇センチで溢れる?」「超えた !」「越流を確認」 ? 超えたら危ないのか? そこまで持ち堪えているということ事?
全体が崩れたら一番危険? 一部決壊して放水した方がいいのでは? 対策の説明もない。
翌朝「指示」とは「命令」のことで一番ランクの高い警告だと知ってびっくり。よく考えないと判らないような役所用語を緊急用に使う役人の神経を疑います。
東京での騒動は、「おばかさん」としか言いようが無いですね。台風の動きは予測出来るのですから、午前中で仕事を切り上げてしまえば全く問題の無い話です。3.11の大震災であれだけ混乱したのに、学習出来ないのは何故?