皆さまへ
谷山さんから、プーケット・レポートが届きました。
了解を得て転載致します。
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予定通り3月末にプケットに戻りました、空港に着いた当日は激しい雨で、いつものシャワーかなと思いましたが、サイトマネジャーよりこの雨が3日続いていると聞きびっくり、その後更に3日降り続き昨週末より漸くプケットらしい青空に戻りました。
この雨でタイ南部の農村地帯は洪水の被害が出ると共に、タイ南部に点在する小島のリゾート地は波が4-5メーターと高いため連絡船が近づけず、滞在中のツーリストは水なし、食料なしの生活に陥り、急遽政府は海軍を出動させ、陸上収容艇で食料、水の供給、ツーリストの救助と大騒ぎとなりました。
この気候は全てのタイ人が'’異常’’と口をそろえて言っています、というのも今はドライシーズンの真っ只中、気温が一年中を通して最も暑い時期、依って4月13、14、15日はタイの正月、所謂Songkran festival (みずかけ祭り)で、多くの人が故郷に帰り祝う時期。
この間ハイウェイ、交通機関は大混雑の模様、さながら日本の正月とお盆をたしたものです。
それがこの長雨、気温も25度前後と10度近くも下がったため、タイの気象学者は今後地球の気象変動により、雨季は数ヶ月
早まる傾向にあるとコメントし、これまた話題となっています。
2012年説はもしかすると起こるのではと我々も話しています。
尚プケットは水の被害はありませんでしたが、波の影響でビーチの形が大きく変わり、広くて、なだらかだったものが砂が大量に打ち寄せられた為に1メートル以上の段差が出来、又日頃は小川だったところが巾が広がると共に身の丈ほどの深さとなったため、いつもは渡ってジョギングしていたものが、この地点で折り返さざるをえず、興味が薄れています、マー、ソンクラン祭りまでには元に戻るでしょうが。
さて仕事の方ですが、この雨でサイトは水が溜まり、さながら湖に浮かぶ孤城(未だ基礎工事の段階ですので、イメージで表現してみるとですが)の様子、この城のオーナー我友に写真を送ると、ビックラ仰天、俺は洪水の中には住みたくない、二階建てに出来ないか、等々これまた大騒ぎ、話題に事欠かない毎日です。
そうそう昨週末に新しいことがありました、一つは日本語の会話をしたことと、もう一つはFACEBOOKを立ち上げたことです。
防犯の仕事をしているイギリス人夫妻と食事をしましたが、そこの夫人がなんと日本人、プケットに住み着いて約5年、日本食店・日本食を売っている店、病院、日本人会等々の情報を同夫人より入手しました。約100人程度の日本人が住み着いているようで、大半は料理屋さん、海のレジャーに関連した人達、タイ人と結婚した人のようで、友さん等々酔話会の面々の様に語学を勉強すると言った崇高な志を持ってきた人は少ないようです。
一方FACEBOOKの方はホテルのフロアーマネジャーBEN(インド人)に手伝ってもらい漸く立ち上げ完了しましたが、驚くこと無かれ、どうゆう具合で知り合ったのか全く理解の外ですが、突然の如くタッグを組んで会員集めをしています、彼女は台湾女性、サイトは以下の通りです。
http://www.facebook.com/home.php?ref=hp#!/album.php?id=100001416118825&aid=25534
(※ 残念ながら中国からは閲覧できません)
話をしたことも無く、只共同作業をしているだけですが、兎に角数百或いは数千の世界中の人達の紹介が着ます、People you may know,1mutual friend, といったカテゴリーで、又友達になりましょとお互いにACCEPTすると、自動的に友人リストに登録されます。
現在のところ7人が我リストにいます、そのうち四人は従来からの知り合い、残りは赤の他人です。
是非このサイトを立ち上げて輪を広げてみませんか、ひょっとするとひょっとしますよ。
最後に日頃見かけない動物の話題をしましょう、一番目は牛ですが、水牛の仲間に属するのか水中でも、陸上でもどちらでも草をあさっています、見てくれは角が大きいやつですが、水浴びというよりも泥浴びした後の様子はアグリー以外の形容詞は見当たりません、道路標識には水牛注意の標識が、TSUNAMI EVACUATION ROUTEの標識と同じぐらい多く目にします、彼らが道路を横断しているときはじっと待つしかありません。
二つ目は首輪のある子サルです、これが椰子の木に登り実を採るのですが、調教されているのでしょう、親方の指示の元、するすると登り、上手に一つ一つ実を落とします、この地域の人はこの親分に椰子のみが大きくなると頼むようです、私が見ているときも近所の人がでてきて、多分うちのも頼むよといっていたのでしょう。値段はいくらか知りませんが、レストランでは40-80バーツで冷やしたものを売っています。
タイ人から教わったのですが、新鮮なものはなかのゼリーが柔らかく、古いのは硬いです、依って古いのが来たら、クレームし取り替えてもらいます。
ここで一つ英語の問題ですが、COCONUT,PALM,COCOA 日本では全て椰子と訳されていますが、椰子のみがなる木はどれでしょうか、タイ現地での呼び名ですよ、英語の辞書での話ではありません。
最後の動物はオオトカゲです、兎に角でかい、私の見たのは、自転車でサイトに行く途中、片側森(防砂林)、もう一方は沼地のところがありますが、突然私の前を横切り、停まり、首をこちらに向けてにらみつけたのです。
兎に角びっくりするばかり、恐ろしさを感じました、身の丈一メーター以上、黒というか、灰色というか、なんともいえない色で、こちらでは捕まえて食するようですが、捕獲は禁止されているとの事、当然の事ながら木に登る事はたやすいようで、椰子のみを良く取るとのことです、鰐は良く見ましたが、このオオトカゲは蛇と同じ様にくねくねと動き回るのでイヤですね。
兎に角骨休みに来ませんか、いいところですよ、今週中には建設会社の社長がわたし様に中古車を手配してくれるようです、飛行場までの送迎は当然の事ながら、プケット島以外のタイの田舎をドライブしませんか。、一人であれば、わがバンガローに、大人数の場合は一バンガロー二人宿泊で1,500バーツ、朝食つき(現在のレート1万円で3,500バーツ前後)、中国国内を旅行するより安上がりで、気候、風土、景色の違う外国を味わってみては如何ですか、大歓迎です。来週あたりは如何ですか。一寸気が早いですか。
今回の地震がおきたとき、ホテルに居る人は勿論、お店の人、外を歩いている人からも、お前は日本人か、家族は大丈夫か、頑張ってくれ、と何人から声をかれられた解りません、又あるタイ人はプケットが津波に襲われたときは日本は5億ドル寄付してくれた、今回はその十分の一しかタイ政府は日本に援助していない、恥ずかしいとか、スエーデン人からはロシアの原発の事故の際の災害がどの様に自国におよぼしたか、対策はこうしたよ、小半時立ち話を.かれらの発想は、日本人、外国人、タイ人、とか区切るのではなく、人間としてどうかが真っ先に出てくる、正に国際的感覚を持っていますね。
谷山